〜神戸市交通局・北神急行電鉄・神戸電鉄〜


 ここでは、神戸市内を走り、かつ相互に接点のある神戸市交通局・北神急行電鉄・神戸電鉄を 一つのカテゴリにまとめて掲載いたします。
 神戸市交通局の地下鉄は、神戸市内を東西に走る路線で、1977年3月に名谷〜新長田間が開業 したのが最初です。山手線・西神線・西神延伸線と分かれていますが、実際には一つの路線として 機能しています。西神中央まで延伸したのは1987年3月のことです。車両は1000系・2000系・3000系 の3形式が在籍し、最新の3000系はVVVF制御となっています。
 その神戸地下鉄と直通運転を行なっている北神急行は、1988年4月に開業した路線で、新神戸〜 名谷の1区間を結ぶ六甲山を貫く山岳トンネル鉄道です。谷上で神戸電鉄有馬線に接続しています。
 神戸電鉄は、神戸高速鉄道の新開地を起点に、途中の鈴蘭台から分岐して粟生までを結ぶ粟生線、 谷上・有馬口・有馬温泉までを結ぶ有馬線、有馬口から横山・三田までを結ぶ三田線、横山から ウッディタウン中央までを結ぶ公園都市線からなる私鉄です。準大手3社の一角に君臨しています。 六甲山地を走るため、急勾配・急曲線が多いのが特徴で、車両はスピードよりもパワーを重視した つくりになっています。歴史の長い路線なため、形式は多種におよんでいますがVVVF車も1形式 存在しています。
神戸市交3000系 神戸市交3000系(地上区間)[kul3000a.ra/216KB]
神戸市交3000系(地下区間)[kul3000b.ra/181KB]
 神戸地下鉄の輸送力増強用として、1992年に登場した形式です。92年に6連2本、93年に6連4本が 造られました。現在は6連6本の合計36両が在籍しています。VVVF装置は1C8Mの日立製GTOで、 モータは東芝製のものを採用しています。音は京王8000系や西武6000系のタイプで、日立GTOの 標準の音です。京王8000系よりは変調音がはっきりしない部分がありますが、ほぼ同じです。 モータの出力は130KWで、ちょっと控えめです。
 とりあえず、地上区間のものと地下区間の2種類の音を用意してみました。

北神7000系 北神7000系(地上区間)[hex7000a.ra/230KB]
 1988年4月の開業時に登場した形式です。現在は、6連5本の合計30両が在籍しており、神戸地下鉄へ 乗り入れています。VVVF装置は、1C4Mの三菱製で音は比較的初期のものです。小田急1000形とほぼ 同期の車両で、減速時の最後の変調音こそ違いますが、滑らかな変調音という面では同じです。 なお、モータも三菱製です。

神鉄5000系 神鉄5000系[sin5000a.ra/149KB]
 1994年に登場した神鉄初のVVVF車両で、現在までに4連9本の合計36両が造られています。 VVVF装置は1C8Mの三菱製GTOで、モータも同じく三菱製で出力は120KWです。音は三菱GTO標準型タイプの 音なのですが、非同期の音が低いため印象がかなり異なります。
 神鉄は最急50パーミルの急勾配・急曲線・トンネルの続く山岳路線であるため、オールM の車両となっています。そのため、それほどスピードが出せないためにパワーが重視された 設計になっています。車内は阪急みたいな木目調の壁、ドア上にはマップ式路線図+LED案内 表示器が設置されています。


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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1998年5月25日 最終更新:2009年1月25日
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