〜蒲原鉄道の車両〜
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※前ページの写真は、モハ41、五泉にて。(1998/12/20)
蒲原鉄道は1922年7月に開業した五泉〜加茂間21.9kmの路線でしたが、1985年3月31日限りで
村松〜加茂間17.7kmが廃止となり、現在は五泉〜村松間のわずか4.2kmしかなく電気
鉄道としては国内で最も短い路線となっています。この残された路線も県道が平行して
走っていることから必ずしも経営が好調とはいえず、現在廃止の方向に動いています。
当初1999年3月限りで廃止する予定だったものの、地元自治体との調整がついていない
ため未だに時期は確定していません。 車両は部分廃止のときに数多くの名物車両が廃車となり、現在は電車5両と電気機関車 1両の合計6両が在籍するに過ぎません。平日朝ラッシュ時の1往復は2両(時には3両)で運転され ていますが、それ以外の時間帯はワンマン単行となっています。 |
モハ41の車内です。木製の床に赤い座席となっています。 五泉にて。(1998/12/20) |
村松と唯一の中間駅・今泉の間は県道に平行する直線となっています。電柱に
付けられている広告が何とも言えない味を出しています。 モハ41車内、村松→今泉間にて。(1998/12/20) |
モハ71です。電動車唯一の貫通車ということで、唯一の制御車クハ10と編成を組むことが多いようです。
訪問した際は単行で運用されていました。 五泉にて。(1999/03/23) |
ウエスチングハウス製のように見えますが、実は純国産機のED1です。加茂全通時の1930年に
登場しましたが、貨物輸送が全廃され、除雪モーターカーが導入された現在はほとんど活躍の
機会がないようです。隣にいるのはモハ41です。 村松にて。(1999/03/23) |
村松の車庫で待機するモハ61+クハ10です。右奥にみえるのはモハ12の廃車体と思われます。 村松にて。(1999/03/23) |