〜新京成電鉄〜


 新京成電鉄は、千葉県の松戸を起点とし京成津田沼まで至る全長26.5kmの私鉄で、 現在は準大手私鉄のトップクラスとされています。沿線は宅地開発が進み、典型的 な都市型路線へと発展を遂げています。
 この路線の元々は旧陸軍鉄道演習線で、新京成の開業は1947年12月27日のことで した。距離を稼ぐという面から路線は故意に蛇行させられていたため、新京成線の 線路はカーブが非常に多いのが特徴です。
 かつては、新京成の電車が北総線への乗り入れを行なっていた時期がありました が、現在ではこれは廃止され全列車が自社線内での運転となっています。
 車両面においてはVVVF車の新車投入が関東でももっとも早く、また保有車両数に 対するVVVF車の割合が59%に達し、大手私鉄ではもっとも高い相模鉄道を上回る 数字となっています。

8900系 8900系[sk8900a.ra/155KB]
新京成の最新車で、1993年9月に登場した形式です。現在8連3本が在籍しています。
新京成としては初めてのステンレス車両ですが、シングルアームパンタ搭載という のは、高速鉄道ではおそらく初めてのことだったかと思います。また、側扉幅が 1.5mと少しだけ広げられています。車内は暖かみのある仕上がりで、扉上には デジタル時計を併設したLEDの案内表示器が設置されています。また、自動放送装 置も使われています。
VVVF装置は三菱のGTOで、ほぼ標準的な音が出ます。ただ、モータ出力がVVVF車とし ては控え目の135kWで、そのためか非同期からの立ち上がりの音がものすごく大きい です。

8800系 8800系[sk8800a.ra/156KB]
大手私鉄に先駆けて投入した、関東では初の新車VVVFです。1986年2月から営業運転 に入っています。
現在は8連12本が在籍しており、新京成では最大勢力を誇っています。新京成線内で は一番見つけるのが簡単な車両です。
VVVF装置は三菱のもので、初期の音そのものです。関東では小田急1000形も同じ 三菱のVVVF装置で初期の音がしますが、それよりも2年も早く登場しているためか、 いかにも初期、という音が聴けます。モータは135kWのものを使用していますが、 録音してみると意外と音は小さいようです。


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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1998年4月24日 最終更新:2009年1月25日
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