〜富山地方鉄道・10030系〜

10030系

10030系・モハ10043+モハ10044
2001/11/20、南富山にて

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 10030系は京阪電鉄で特急車として活躍していた3000系の車体に、営団地下鉄日比谷線で活躍していた 3000系の機器・足回りを組み合わせて地鉄に入線した車両です。入線は1991(平成3)年から1996(平成8)年に かけてにわたり、2連8本の16両が入線しています。現在の地鉄では最大勢力となっています。
 京阪特急は「テレビカー」を連結していたことで知られ、地鉄の入線時にもテレビは残されましたが、 1996(平成8)年から1997(平成9)年にかけて行なわれたワンマン改造のときに取り外されています。また 入線時の足回りはリンク式のFS-331型台車でしたが、1991(平成3)年の5次車からSUミンデン式のFS-510型に 変更され、それ以前の車両についても交換されています。主電動機は75kWのMB-3054です。
 さらに1996(平成8)年からは足回りがJRの発生品であるDT-32台車・MT54主電動機(120kW)に交換された 編成が登場し、現在までに4編成8両がこの改造を受けています。主電動機容量がアップしたにもかかわらず 形式は変更されないままであるため、地鉄の付番原則からは外れたものとなっています。

車内
10030系の車内です。転換クロスシートですが、乗務員室後ろは運賃収受のため座席が撤去されています。
モハ10041にて。(2001/11/20)

走行音(MT54型主電動機)[tt10030a.ra/213KB]
収録区間:立山線 沢中山→釜ヶ淵(2001.11.20)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:抵抗制御(ABFM-108-15MBH型、1C8M制御)
主電動機:120kW(MT54型、歯車比4.82)
※MT54型主電動機に交換された編成の走行音です。起動時は割と静かですが、高速域に入るとMT54らしき 音に変わっていきます。

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★このページの参考資料:
 ジェー・アール・アール「私鉄車両編成表」
 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2001年5月臨時増刊号「北陸地方のローカル私鉄」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2001年12月6日 最終更新:2009年1月25日
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