〜富山地方鉄道・10030系〜
10030系は京阪電鉄で特急車として活躍していた3000系の車体に、営団地下鉄日比谷線で活躍していた
3000系の機器・足回りを組み合わせて地鉄に入線した車両です。入線は1991(平成3)年から1996(平成8)年に
かけてにわたり、2連8本の16両が入線しています。現在の地鉄では最大勢力となっています。 京阪特急は「テレビカー」を連結していたことで知られ、地鉄の入線時にもテレビは残されましたが、 1996(平成8)年から1997(平成9)年にかけて行なわれたワンマン改造のときに取り外されています。また 入線時の足回りはリンク式のFS-331型台車でしたが、1991(平成3)年の5次車からSUミンデン式のFS-510型に 変更され、それ以前の車両についても交換されています。主電動機は75kWのMB-3054です。 さらに1996(平成8)年からは足回りがJRの発生品であるDT-32台車・MT54主電動機(120kW)に交換された 編成が登場し、現在までに4編成8両がこの改造を受けています。主電動機容量がアップしたにもかかわらず 形式は変更されないままであるため、地鉄の付番原則からは外れたものとなっています。 |
10030系の車内です。転換クロスシートですが、乗務員室後ろは運賃収受のため座席が撤去されています。 モハ10041にて。(2001/11/20) |