〜阪急電鉄・8000系〜
8000系は1987(昭和62)年の阪急80周年を記念して、1988(昭和63)年に登場した阪急初の量産VVVF制御
車両です。車体はアルミ製で、前面デザインは窓を大きくとった額縁タイプとなり、阪急の新しいイメージ
づくりに大きく貢献しています。神戸線・宝塚線用の車両です。 制御装置は東芝製のVVVFインバータ装置で、各M車に搭載されています。主電動機は170kWのもので、 編成としてMT比がちょうど1:1になるようにM車の両数が決められています。 車内はロングシートとなっていますが、例外として8002F〜8007Fまでの神戸方2両については 扉間に転換クロスシートが設置されています。 編成は8両編成のほかに、増結用の2連があります。増結用の2連は1992(平成4)年12月の改正で 宝塚線に10両急行が新設された際に8030形として登場していますが、1993(平成5)年9月登場の8033Fから 前面形状が「くの字」形に変更となっています。 8200系が登場した後の1997(平成9)年2月に登場した増結車は8000系に属しながらも足回りが8200系と 同等のものとなりました。8040形を名乗っていますが、実質的には別形式といっていいほどです。8040形に ついては、このページでは別形式として扱うことにします。 |
1993(平成5)年9月に登場したこの8033Fから前面デザインが額縁タイプから「くの字」タイプに変更となりました。
また方向幕が大型化されているほか、車番が助士側の窓下に移動しています。
十三にて。(1999/02/25) |
8000系のVVVF装置です。東芝GTOのインバータです。
8035、十三にて。(1999/02/25) |