〜阪急電鉄・8300系〜
8300系は京都線用に投入された量産VVVF制御車で、8000系よりもやや遅れた1989(平成元)年5月に
登場しました。京都線用であり、大阪市交通局乗り入れ対応ということで車体幅は2850mm、連結面間距離は
18900mmとなっています。車体は3扉ロングシートでアルミ製です。前面デザインは8000系に準じていますが、
8303Fおよび8333F以降の編成は前頭部が「くの字」の形状になり、さらに8314F以降は正面の車番の位置が
変更になって電照式になっています。 制御装置は8000系の東芝に対して8300系は東洋電機製のVVVFインバータで、初期の車両は7300系7310号車で 長期試験されたインバータと同じタイプのものが使われていますが、1991年製造の8311F以降の編成は ユニット冷却方式が変更となり、小型化がはかられています。主電動機は170kWです。 1995(平成7)年に製造された8315Fは8040形と同様の車内LED表示装置が設けられています。 |
8300系のVVVF装置です。これはユニットが小型化された後期型のもので、前期型のVVVF装置は7310号車に搭載されているものと
同じ形をしています。
8331、淡路にて。(1999/03/15) |