〜阪神電鉄・9300系〜
阪神梅田〜山陽姫路間には「直通特急」が運転されており、阪神は8000・9000系、山陽は
5000・5030系が使用されていますが、クロスシートのある山陽車に対し阪神車はロングシートのみと
アコモに差がある上、阪神側は3000系急行車が老朽化し置き換えが必要となってきたことから
誕生したのがこの9300系です。 6両の編成中、中間の4両の扉間に転換クロスシートを装備しています。阪神としては実に 46年ぶりのクロスシート車の登場です。なお、両先頭車および中間車の車端部はロングシートと なっています。 車体は9000系ではステンレス製でしたが、9300系は5500系同様の鋼製に戻りました。どちらかと いいますと5500系の印象に近いです。制御装置は東芝製の2レベル3300V-IGBTインバータを採用し 従来の9000系・5500系に比べ大幅に装置が小型化されています。主電動機は9300系同様の130kWと なっています。起動加速度は3.0km/h/s、最高速度は110km/hです。 今回は6連1本が製作され、2001年3月10日ダイヤ改正から活躍を開始する予定です。 |