〜広島電鉄・800形〜
800形は市内線用車両として1983年に登場した電機子チョッパ制御の車両です。チョッパ制御としては
拡大期の登場でしたが、この1年前に熊本市交でVVVF制御車の8200形が出ていたことからも分かるように、
VVVFインバータ制御の実用化が電圧の低い軌道線から始まっていたこともあって、チョッパ制御の
路面電車は国内では少数派です。800形のほかには長崎電軌2000形(1980)しかなく、路面電車から
少し外れますが、広電3500形が軌道線と直通できる車両として挙げられるのみです。 800形は14両が在籍しており、市内線ではメジャーな形式です。なお、製造時期によって 前面形状に差異があり、ライトの形状まで含めますと最低3種類はあるようです。車内は オールロングシートになっています。 |
800形の車内です。オーソドックスな造りです。 804、宇品にて(1999/08/28) |
800形の運転台です。左右どちらでも動かせるワンハンドル式です。 804、宇品にて(1999/08/28) |
800形のトップナンバー801です。前面形状が異なるほか、ライトは縦並びです。 広島駅前にて(1999/03/01) |
800形は大方が標準塗色ですが、この811のように広告塗装車も存在します。 皆実町6丁目にて(1999/03/01) |