〜JR東海・313系〜
JR東海一覧へ戻る
※前ページの写真はクモハ313-4、岐阜にて。(1999/08/01)
313系は老朽化した113系や103系、165系の置き換え用として1998年度・1999年度で
合わせて181両が投入されるJR東海の新形式近郊型電車です。まず、1999年5月6日に
中央西線で営業運転を開始し、6月1日に東海道本線、御殿場線、身延線で、7月15日からは
関西線でも運転を開始しました。これによってJR東海の103系を引退に追いこみました。 313系には4連・3連・2連の3種類があり、4連と3連は転換クロス、2連は固定セミクロス という客室内となっています。ドアまわりのスペースを大きく取っているのが特徴の ようです。客ドア上の鴨居部にはLED案内装置が設置されています。また、大阪方先頭車 クハ312には洋式トイレが設置されています。 番代区分は転換クロス・4連の0番代、同じく2連の300番代、転換クロス(車端ロング)・4連の 1000番代、同じく3連の1500番代、セミクロスシート・2連の3000番代、さらに中央西線の 「セントラルライナー」に使用される特別仕様車という内容となっています。 外観は373系ゆずりの前面と、キハ75ゆずりの側面を組み合わせたようなものになっています。 足回りは最高速度を120km/hに設定し、VVVF制御装置は1C2Mの2群制御の東芝製2レベルIGBTを使用 しています。 2年度にわたる大量増備により、JR東海の新たな顔となりました。 |
セントラルライナー用の8000番代です。間合い運用では普通列車にも使用されています。
B201編成、多治見にて(2000/02/25) |
313系の制御装置は、東急3000系とほぼ同じ形であることから東芝製であると思われます。
3つ見える冷却ユニットのうち、一番左はSIVのもので、右の2つがVVVFのものです。そのため
SIVを搭載しないモハ313-1000には一番左のユニットがありません。
クモハ313-3027、名古屋にて。(1999/04/09) |
0番代の車内です。青色の転換クロスシートが扉間に5列並んでいます。ドア付近のスペースは
大変広く取られているのが分かるかと思います。
クモハ313-10、豊橋にて。(1999/08/31) |
3000番代の車内です。こちらは緑色のセミクロスシートとなっています。
クモハ313-3027にて。(1999/08/31) |