〜JR東日本・103系〜
101系は変電所容量の関係からオールMでの運用ができずその高加減速性能を発揮することができなかったため、
山手線のような駅間が短い区間には不向きでした。そこでMT比1:1が可能で、かつ減速度を上げることにより
駅間の短い区間でも経済的に使用できる通勤車両として登場したのが103系です。登場は1963(昭和38)年です。 主電動機はMT55型で、歯車比を6.07と大きくとっています。103系は首都圏や関西圏のほとんどの電化通勤 路線に配置され、総数3400両以上が製造された形式として広く知られているのは言うまでもありません。205系・209系・ E231系の投入により山手線・京浜東北線から完全撤退し、さらに中央・総武緩行線からも103系の姿が消えようと していますが、今もなお北は仙石線から西は筑肥線まで、多くが活躍しています。 |
常磐線の103系1000番代です。かつては地下鉄千代田線に乗り入れしていましたが、現在は地上線で
引き続き活躍中です。 東マト17編成、南柏にて。(1999/12/22) |
仙石線の103系は前面窓が改造され、塗色変更されているのが大きな特徴です。 仙ミノRM-145編成、多賀城にて。(2000/07/23) |