〜JR東日本・103系DDM試験車〜
2002年1月にE993系「ACトレイン」が登場したのち、この編成で試験を行なっていたDDM(ダイレクトドライブモータ)が
103系にも1両装荷され、京葉区の103系304編成に組み込まれて2002年8月頃から試運転を行なっていました。2003年に入り、
しばらくの沈黙を保った後に5月15日より営業運転に入りました。 DDMそのものは富士電機と東芝が開発を行なっていますが、JR東日本の「ACトレイン」とこの103系では東芝が担当しているようで、 同期電動機と制御装置はセットで東芝製となっているようです。DDMは継ぎ手がなく、車輪と電動機が一体になっているのが特徴で、 エネルギー効率が良く騒音も抑えられ、さらにメンテナンスがほとんど要らないという利点をもっています。 今回の103系DDM試験車は、10両編成の本来サハが入る位置に組み込まれているため、両端は通常のモハユニットということもあり 高速域は静かなはず…が隣から爆音が飛び込んでしまう形になっています。しかし、非常に静かなことは間違いなく、 高速域では「キーン」と静かに唸っているような感じです。 なお、京葉区304編成は2003年12月に運用から離脱し、廃車となっています。 |
東芝製のVVVF装置。海側がINV2とINV4なので、山側からも同じように見えるのでしょうね。 モハ103-502、蘇我にて(2003/05/18) |
モハ103-502の台車です。種車のものを改造しているため、乗り心地はゴツゴツしていました。 蘇我にて(2003/05/18) |