〜JR東日本・209系500番代〜

209系500番代

209系500番代・ラシ60編成
2000/09/09、平井にて

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※前ページの写真は、クハ209-502、中野にて。(1999/01/12)


 209系500番代は、今後の汎用車のベースとなる209系950番代が量産されるまでの つなぎとして950番代と同様の幅広ボディーを採用し、足回りに関しては従来の209系 0番代と同一仕様としたうえで、1998年12月29日から中央・総武緩行線で営業運転を 始めた車両です。
 車体幅は0番代の2800mmから2950mmに拡大し、10両編成で80名定員が増加したほか、 行先表示が従来の幕式からLEDに変更になっています。なお、950番代に連結されている 6扉車はなく、すべて4扉車両となっています。
 走り装置は基本的に0番代と同じなため、VVVF装置や電動機は同一のものを 使用しています。そのため走行音は0番代と同一ですが、0番代と比べ車体が若干重たいせいか、 少しモータのうなりが大きいような気がします。保安装置はATC線区を走らないことから ATS-Pを搭載しています。
 この車両は設計から製造までを、すべてJR東日本新津車両製作所が担当した初めての 車両ということです。1998年度は10連9本が習志野区に配置され、中央・総武緩行線で 運転されることになっています。

209系500番代VVVF装置
209系500番代のVVVF装置です。
0番代と同じ三菱のGTOモジュールで、1C4M2群制御です。
モハ209-505、御茶ノ水にて。(1999/04/01)

209系500番代室内
0番代と比べて150mm幅が広くなったため、だいぶ広々とした印象を受けます。また座席のモケット の模様は新しいものを使用しています。クハ209-502にて。(1999/01/08)

LED行先表示1  LED行先表示2
LEDが採用された行先表示器は、3秒毎に路線区と行先を交互に表示していきます。 2枚ともクハ209-502にて。(1999/01/12)

走行音[209-5sa.ra/216KB]
収録区間:総武緩行線 本八幡→下総中山
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱GTOモジュール・1C4M2群制御、SC41C型)
主電動機:95kW(MT68A型、歯車比7.07)
※走行音は0番代の最終増備車のものとほぼ同じです。起動時にやや低い唸りと 擦れるような音が入ってくるタイプです。この区間はあまり長くはありませんが、 比較的スピードを出してくれていますので使用しました。
走行音(勾配起動)[209-5sb.ra/159KB]
収録区間:総武緩行線 御茶ノ水→秋葉原
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
※御茶ノ水→秋葉原間は33パーミルの急勾配で一気に登っていく区間です。 さすがに重たそうな音をたてて坂を登っていきます。

LED行先表示1
津田沼で並んだ209系500番代ラシ52編成と、103系低運車ラシ315編成。世代交代が近いことを 予感させる瞬間です。(1999/01/08)
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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1999年2月号
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年4月2日 最終更新:2009年1月25日
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