〜JR東日本・E231系近郊型〜
E231系近郊型は宇都宮線で走っている115系の置き換え用の車両で、通勤型から少し遅れた2000
(平成12)年3月から落成が始まり、2000年6月21日から営業運転を開始しています。
その後も次々と落成が続き、2000年12月2日改正よりE231系の運用数は一気に増大しています。 幅広車体や列車情報管理装置(TIMS)に関しては通勤型と同一ですが、通勤型と異なる点として まず運転台が高運転台構造となり、踏切事故対策として運転室の前後寸法が大きく拡大されたこと、 10両編成の上野方2両と5両編成の黒磯方2両がセミクロスシートになっていることが挙げられます。 また車体のラインは一見湘南色に見えますが、緑色はJR東日本のコーポレートカラーの緑色となって いるためと、色の配置が異なるためかなり違った印象です。 制御装置は209系950番代(→E231系900番代)で試験された日立製の2レベルIGBTインバータが 採用となりましたが、非同期音はかなり違ったものとなっています。主電動機はMT73形で、通勤型と 同一となっています。 宇都宮線用のE231系は3〜4年ほど継続して投入され、115系をすべて置きかえるものと思われます。 |
E231系近郊型の制御装置は日立製2レベルインバータです。1C4M2群制御となっています。 モハE231-1004、鶴見にて。(2000/03/29) |
E231系近郊型の車内です。10両編成の上野方2両と5両編成の黒磯方2両はセミクロスシートと
なっています。 モハE230-1004にて。(2000/06/22) |
上記以外の車両はすべてロングシートとなっています。ドア横に半自動ドアスイッチが
ある以外は通勤型とほぼ同一です。 モハE231-1004にて。(2000/06/22) |