〜JR東日本・E653系〜
E653系は老朽化した485系の置き換え用として登場した形式で、1997(平成9)年10月1日から
営業運転を開始しています。営業運転開始時は7連4本のみでしたが、その後2次車として
7連4本と4連3本が増備され、1998(平成10)年12月8日のダイヤ改正で485系をすべて置き換えて
います。基本編成には赤・青・黄・緑が、付属編成には橙の計5色が使われており、それぞれ
常磐線沿線にちなんだシンボルマークがつけられています。 制御方式はVVVFインバータ制御で、日立製3レベルIGBTが採用されています。1C4M制御で、 主変換装置は各電動車にあります。主電動機は145kWのMT72型で、営業最高速度は130km/hと なっています。性能的には140km/h運転も可能な仕様です。 編成はすべて普通車でグリーン車はありません。座席は新しく開発した背もたれがリクライニング するほかに座面も前後に動かすことができるものです。 現在は常磐線の特急「フレッシュひたち」で活躍中です。 |
E653系の主変換装置です。メーカは日立製作所、素子はIGBTです。 モハE652-11、藤代にて。(1998/11/15) |
E653系の客室内です。 モハE652-15にて。(2000/06/18) |