〜JR東日本・E751系〜
E751系は盛岡〜青森〜函館を結ぶ特急「はつかり」に使用されている485系の老朽化に伴い
2000(平成12)年3月11日改正に投入された交流区間専用の特急車です。基本的にE653系の車体・
車両性能を元にしていますが、直流区間への乗り入れを必要としないため、その分コストダウンに
なっているようです。また寒冷地対策が強化されています。 制御装置や電動機もE653系とほぼ同じものを採用しています。制御装置は日立製IGBT(形式C18C) で、電動機はMT72(145KW)となっています。4M2Tの6両編成で、青森方の先頭車は半室グリーン車と なっています。客室内はE3系・E653系の流れを汲むデザインで、普通車の座席は座面がスライドする リクライニングシートになっています。 最高速度は485系よりも10km/h上がった130km/hで、最速列車は盛岡〜青森間を1時間58分と2時間を 切る速さで走っています。現在は青函ATCを搭載していないため函館への乗り入れは行なわれていま せんが、将来的には485系(3000番代)を置き換えて乗り入れる予定もあるようです。 |
E751系のVVVF制御装置はE653系のものと形状は同一で、日立製IGBT(3レベルPWM)です。 モハE750-102、青森にて。(2000/07/31) |
普通車の車内はE653系の流れを汲むデザインのため、これといった特徴はありませんが、
落ちついたデザインです。シートピッチは910mmです。 モハE751-102にて。(2000/08/01) |