〜JR東日本・キハ110系〜
キハ110系はキハ100形と同時に登場したJR東日本の新世代気動車で、試作車が1990(平成2)年に
登場しています。キハ110系は両運転台のキハ110形、2両固定のキハ111・112形がありますが、0番代は
急行用気動車として登場しています。この0番代は、現在急行「陸中」で運用されています。側扉は
プラグドア、新採用となったパイプ式スカートなどが外観上の特徴です。 その後1991(平成3)年に一般仕様車が登場し、100番代に分類されました。一般車ではパイプ式スカートは 省略されています。さらに側扉を引き戸にした150番代、ステップ高さなどを変更した200番代が登場して います。また秋田新幹線工事に伴う田沢湖線運休に伴って、北上線に代行特急が走ることとなり、 特急仕様とした300番代も登場しました(現在は一般化改造済)。 一般車の車内はボックスシート配置ですが、4人がけボックスと2人がけボックスの配置となっており 通路幅が広く取られているのが特徴です。駆動機関は試作車では新潟製のDMF13HZA(420PS)とカミンズ製の DMF14HZA(420PS)の両方が使われましたが、量産車ではカミンズ製に統一されています。 キハ110系は盛岡と釜石・宮古を結ぶ急行「陸中」のほか、八高線・小海線・飯山線・水郡線・磐越東線・ 磐越西線・陸羽東線・陸羽西線・釜石線など広範囲で運用されています。 |