〜JR東日本・E2系新幹線〜
E2系は北陸(長野)新幹線長野開業用および、秋田新幹線用E3系との併結用形式として
開発された形式です。1995(平成7)年4月に試作車が登場し、その後1996(平成8)年12月以降
量産車が順次登場し、1997(平成9)年3月22日より営業運転を開始しています。長野新幹線用の
E2系(N編成)と新在直通車併結可能なE2'系(J編成)とに分類して呼ばれることがあります。 長野新幹線では軽井沢を境に電源周波数が50Hzから60Hzに変わるため、E2系は両周波数に 対応できるようになっています。さらに連続30‰の急勾配区間が存在するため、勾配区間に も対応できる仕様です。 編成は6M2Tの8両編成で、2両1ユニット構成となっています。各電動車には主変換装置が、 また各電動車の奇数形式には補助電源装置が、偶数形式には主変圧器が設置されています。 主回路はVVVFインバータ制御で、E1系と同様の日立製GTOのほか、東芝・シーメンスが共同で 開発したタイプ、さらに三菱IGBTの3種類が存在します。 2000年12月現在、東北用のJ編成が15編成、長野用のN編成が13編成在籍しています。 なお、2002年の東北新幹線八戸延伸用として、仕様を変更したE2系1000番代が投入される予定です。 |
E2系の普通車客室内です。3種類のカラフルなモケットを使っています。 E225-423にて。(2001/01/07) |