〜JR東日本・E4系新幹線〜
E4系は増えつづける輸送量に柔軟に対応すべく登場した形式で、E1系の12両固定編成
に対し、8両編成となりました。2本をつなげば定員1634名の大輸送力を発揮することが
できます。E4系はE1系の新しいバージョンとして位置付けられているようです。
営業運転開始は1997(平成9)年12月20日です。 E4系の最大の特徴は何といってもその先頭車の形状で、E1系よりもさらに長くなった 11mのノーズがそれをあらわしています。E4系は輸送力に重点を置いていることから 最高速度はE1系と同じ240km/hです。編成は4M4Tで4両1ユニット・MT比1:1というのはE1 系と同じですが、E1系よりもM車の両数が少ないことを受けて制御単位が1両単位から 1台車単位へと変更されています。そのため制御は1C2M方式で、CI装置は電動車に2基ずつ 設置されています。主変換装置の素子はIGBTで、三菱電機が担当したものと思われます。 主電動機はE1系と比べさらに出力をアップしたMT206型で、出力は新幹線車両最大の420kW となっています。 普通車の自由席はE1系同様、6人がけの座席となっています。E4系ではワゴン車による 車内販売を実現するために、各車両に昇降リフトを設置しているのが特徴です。 2000年10月現在8連13本が在籍し、「Maxやまびこ」や「Maxなすの」に充当されて います。また山形新幹線400系との併結運転も行なわれています。 |