〜JR北海道・711系〜

711系

711系S114編成
2000/07/28、岩見沢にて

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※前ページの写真はクハ711-1、札幌にて。


 1968(昭和43)年8月の函館本線小樽〜滝川間の電化開業に伴って開発されたのが711系で、 国内では初めての交流区間線用の電車となりました。北海道という寒冷地でのこともあり、 その前年に試作車である900番代が登場し、様々な試験が行なわれたようです。車体は キハ22と同様の2扉ステップ・デッキ付きのクロスシート仕様となりました
 量産車は試作車のMc-Tcに対し、Tc-M-Tcの1M2Tとなりました。後の1969(昭和44)年10月の 旭川電化開業、1980(昭和55)年10月の千歳線経由室蘭電化開業に伴って増備され、 さらには試作車の量産化改造なども行なわれたことから、3連38本の114両が揃いました。 旭川電化開業の際の増備車は、誘導障害対策から交流機器や主回路が改良されてモハが 50番代となったほか、室蘭電化の際の増備車は100番代と区別されています。
 現在は731系増備に押される形でありながらも、試作車が引退し、一部が保留車となっては いますが、札幌近郊のローカル輸送で活躍を続けています。

711系車内
711系の車内はクロスシートが主体ですが、車端部はロングシートになっています。 一部は3扉化改造が行なわれています。
モハ711-105、岩見沢にて(2000/07/28)

走行音[711a.ra/393KB]
収録区間:函館本線 豊幌→幌向(2000.07.28)
RA形式:RealAudio3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:サイリスタ連続位相制御・電圧制御
主電動機:MT54A(150kW)
※寒冷地仕様で床厚がかなりあるせいか、あまりモータ音は聞こえてきません。 また抵抗器を搭載する場所がなかったため、制動は空気ブレーキのみになっていることから ほとんど何も聞こえてこない状態です。

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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1997年4月号
 ネコ・パブリッシング「JR全車両ハンドブック」

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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2000年9月1日 最終更新:2009年1月25日
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