〜JR北海道・711系〜
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※前ページの写真はクハ711-1、札幌にて。
1968(昭和43)年8月の函館本線小樽〜滝川間の電化開業に伴って開発されたのが711系で、
国内では初めての交流区間線用の電車となりました。北海道という寒冷地でのこともあり、
その前年に試作車である900番代が登場し、様々な試験が行なわれたようです。車体は
キハ22と同様の2扉ステップ・デッキ付きのクロスシート仕様となりました 量産車は試作車のMc-Tcに対し、Tc-M-Tcの1M2Tとなりました。後の1969(昭和44)年10月の 旭川電化開業、1980(昭和55)年10月の千歳線経由室蘭電化開業に伴って増備され、 さらには試作車の量産化改造なども行なわれたことから、3連38本の114両が揃いました。 旭川電化開業の際の増備車は、誘導障害対策から交流機器や主回路が改良されてモハが 50番代となったほか、室蘭電化の際の増備車は100番代と区別されています。 現在は731系増備に押される形でありながらも、試作車が引退し、一部が保留車となっては いますが、札幌近郊のローカル輸送で活躍を続けています。 |
711系の車内はクロスシートが主体ですが、車端部はロングシートになっています。
一部は3扉化改造が行なわれています。 モハ711-105、岩見沢にて(2000/07/28) |