〜JR北海道・キハ201系〜

キハ201系

キハ201系D-102編成
1998/09/12、江別にて

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 札幌都市圏の輸送改善のうち、小樽以遠の非電化区間から乗り入れてくる気動車列車について、 電車と同じ性能・機能を有し、かつ輸送段差に対応させるべく開発・投入された気動車がキハ201 系で、1996年12月に落成、1997年3月改正から営業運転に就いています。この形式は「電車と同じ」 が基本コンセプトとなっています。
 キハ201系の前に登場した、731系と同じ車体を使っているため、デッキ無し3扉オールロングシ ートなどのアコモ関係の装備はまったく同一となっています。車体のカラーは731系のもえぎ色 (JR北海道CIカラー)と赤の帯に対し、キハ201系ではもえぎ色と青の帯となっています。
 足回りは、応荷重制御で731系と同じ加速度2.2km/h/sを実現させるために、N-DMF13HZEという 450PSのエンジンを各車に2基ずつ搭載、変速機は変速1段・直結4段の自動切り替え式のものを搭載 しています。自動車でいうオートマチック車と同じとなっています。これによって、最高速度130 km/hの性能を有しています。この他に、曲線通過性能向上のための車体傾斜装置(2度傾斜)を積ん でいることが特徴となっています。
 また、731系との併結運転ができるように、EC・DC総括制御装置を装備していて、DC側の変速切 り替えのときに前後方向のショックが起きないように、電車側の出力を調整するように設定されて います。
 現在、1次車のみで3連4本の合計12両が在籍していますが、今のところ増備予定がないようです。

走行音[k201a.ra/305KB]
収録区間:函館本線 森林公園→厚別
RA形式:RealAudio3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
エンジン:N-DMF13HZE(450PS)×2
※3+3両の6両編成で、進行方向前方には731系が連結されていました。つまり、電車側で 運転していたことになります。このファイルでは、まっすぐに加速していって直結3段まで入 っています。キハ201系は直結段は4段までありますが、4段には100km/hを超えていかないと 入らないと思われますので、普通列車の運用ではあまり聞かれないものと思います。
加速音[k201b.ra/319KB]
収録区間:函館本線 厚別→白石
RA形式:RealAudio3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
※こちらも上のファイルと同じ列車内での収録です。通過列車の後の発車だったのですが、 待避していたなんて印象は持たれないと思います。再加速を繰り返したのち、直結3段まで入って います。電車側の運転ですから、空ぶかしなんてお構いなしです。運転士には聞こえないのですから。
自動放送[k201c.ra/66KB]
収録区間:函館本線 江別→高砂
RA形式:RealAudio3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
※キハ201系も731系も車体は同一設計であることから、ともに自動放送装置を積んでいます。 女声なのですが、重みのあってハッキリと聞こえてくる声です。これは始発駅発車後のものですが、 朝は「おはようございます」と一番最初に入れるほど、きめこまかい放送をするようです。

キハ201車内
キハ201-202の車内です。731系もまったく同じつくりになっています。
江別にて(1998/09/12)
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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1997年3月号、1997年5月号
 ネコ・パブリッシング「JR全車輌ハンドブック」

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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1998年12月13日 最終更新:2009年1月25日
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