〜JR北海道・キハ201系〜
札幌都市圏の輸送改善のうち、小樽以遠の非電化区間から乗り入れてくる気動車列車について、
電車と同じ性能・機能を有し、かつ輸送段差に対応させるべく開発・投入された気動車がキハ201
系で、1996年12月に落成、1997年3月改正から営業運転に就いています。この形式は「電車と同じ」
が基本コンセプトとなっています。 キハ201系の前に登場した、731系と同じ車体を使っているため、デッキ無し3扉オールロングシ ートなどのアコモ関係の装備はまったく同一となっています。車体のカラーは731系のもえぎ色 (JR北海道CIカラー)と赤の帯に対し、キハ201系ではもえぎ色と青の帯となっています。 足回りは、応荷重制御で731系と同じ加速度2.2km/h/sを実現させるために、N-DMF13HZEという 450PSのエンジンを各車に2基ずつ搭載、変速機は変速1段・直結4段の自動切り替え式のものを搭載 しています。自動車でいうオートマチック車と同じとなっています。これによって、最高速度130 km/hの性能を有しています。この他に、曲線通過性能向上のための車体傾斜装置(2度傾斜)を積ん でいることが特徴となっています。 また、731系との併結運転ができるように、EC・DC総括制御装置を装備していて、DC側の変速切 り替えのときに前後方向のショックが起きないように、電車側の出力を調整するように設定されて います。 現在、1次車のみで3連4本の合計12両が在籍していますが、今のところ増備予定がないようです。 |
キハ201-202の車内です。731系もまったく同じつくりになっています。 江別にて(1998/09/12) |