〜JR九州・303系〜
303系は筑肥線下山門〜筑前前原間の複線化工事完成に伴う増発用として新造された形式で、JR九州では
103系1500番代につぐ直流型車両となります。2000(平成12)年1月22日より営業運転を開始しています。 福岡市交通局へ乗り入れる車両であることから、高加速性能が要求されるため、4M2TとM車が多い編成と なっています。またATCおよびATO装置も搭載しており、地下鉄線内ではワンマン運転も行なえるようになって います(103系にATOは搭載されていない)。 制御装置は日立製の2レベル-3300VのVVVFインバータで、インバータスタックそのものは815系と同一と なっています。また主電動機は813系と同一のものを使用しているなど、JR九州の在来車と同一のものを なるべく使用するようにしているようです。 車内はオールロングシートで、815系同様着席区分がはっきりしたものを使用していますが、背ずりに関しては 303系のほうが大型になっています。また側窓は固定窓で、大型の着色ガラスを使用しています。 現在6連2本の存在ですが、基本的に福岡空港〜筑前前原間の固定運用となっているために、見かける機会は それなりに多い車両です。 |
303系の主制御装置は日立製です。1C4M制御となっています。 モハ303-101、下山門にて。(2001/09/04) |
303系の車内です。オールロングシートとなっています。 モハ302-1にて。(2001/08/31) |