〜JR九州・713系900番代〜

713系900番代

713系900番代・クモハ713-901
1999/03/05、延岡にて

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 713系は地方路線区で運用する近郊型電車として1983(昭和58)年7月に登場した形式です。 1984(昭和59)年のダイヤ改正で九州内の交流電化線区ローカル列車を全面的に電車化することとなり、 581・583系改造の715系投入で穴埋めできない分について新製されたのが、この713系です。
 主回路はサイリスタ位相制御ですが、サイリスタブリッジ回路の改良や4台直列制御の主電動機を 他励界磁方式とすることにより、交流電車では初の回生制動を実現しています。主電動機は新開発の MT61形で、この主電動機は後の211系・205系などに幅広く使用されていくことになります。
 編成はクモハ-クハの2両編成で、先行試作車として900番代2連4本が製造されましたが、その後 量産車が登場することはなく、結果として試作車番代のみが存在する珍しい形式となっています。
 登場時は長崎本線で運用されていましたが、1996(平成8)年の宮崎空港開業の際に空港アクセス列車として 転用されることとなり、内装のリニューアルや外板の塗り替えが行なわれて現在に至っています。

713系900番代車内
「サンシャイン」充当に伴うリニューアルで、空港利用者を意識した車内となっています。
クモハ713-901にて。(1999/03/05)

走行音[713-900a.ra/372KB]
収録区間:日豊本線 旭ヶ丘→土々呂(1999.03.05)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:サイリスタ位相制御・回生/発電制動
主電動機:150kW(MT61型、歯車比14:85=6.07)
※音は内扇型のMT61といったところです。中速域の加速音など、まぎれもないMT61ですね。

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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1997年4月号、1998年11月号
 ジェー・アール・アール「JR電車編成表」
 ネコ・パブリッシング「JR全車輌ハンドブック」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2001年1月19日 最終更新:2009年1月25日
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