〜JR九州・815系〜
815系は閑散線区のワンマン運転対応の車両として開発された形式で、従来の813系までの車両とは
かなり異なる発想から生まれた車両です。車体はアルミニウムですが、新工法の溶接技術を採用したことに
より、平滑ですっきりした側面となっています。 主変換装置にはJR九州では初となるPWMコンバータ+VVVFインバータ一体型を採用し、PWMコンバータは 3レベルですが、VVVFインバータには2レベル1C4M方式となっています。VVVFインバータは耐圧3300VのIGBT素子を 使用しており、これもJR九州初です。 車内はオールロングシートで、ひとりひとりの着席区分がはっきりと区別されているタイプとなっています。 また側扉は外が赤に対して、車内側は黄色に塗られており、運転室と客室の仕切りなども黄色に塗られている のが特徴です。運賃箱はバス流用ではなく、新規設計のものが採用されています。 現在、熊本地区と大分地区でその姿を見ることができます。 |
815系の主変換装置です。PWMコンバータとVVVFインバータが一体となったタイプで、日立製です。 クモハ815-5、大牟田にて。(2001/09/01) |
815系の車内です。オールロングシートとなっています。 クハ814-5にて。(2001/09/01) |