〜JR九州・883系〜
883系は博多〜大分間のスピードアップをはかるために1994(平成6)年8月に登場した形式です。背景には
整備が進む高速道路を走る高速バスとの競争が激化していたためです。営業運転開始は1995(平成7)年3月18日で、
スピードアップは翌月の4月20日改正からでした。883系の愛称は「ソニック」で、当時は「ソニックにちりん号」
で運用されていました。 営業運転開始当時は7連3本の陣容でしたが、その後も増備は続き、1996(平成8)年2月には7連2本、1997(平成9) 年2月には5連3本が投入されました。特に後者の5連は編成ごとに「顔」のカラーリングが異なり、異彩を放って います。 主回路装置には813系に続いてVVVFインバータ制御が採用され、813系同様、東芝製GTOとなりました。 主電動機には190kWの大出力のものを使用し、台車は空気式制御付き自然振り子台車を使用しています。 最高速度は130km/hです。 車内はかなりカラフルにまとめられており、特に座席は動物の耳を思わせるようなヘッドレストが印象的です。 現在は愛称「ソニック」そのものが特急列車の愛称となり、引き続き活躍中です。 |
883系の主変換装置です。主回路は東芝製のVVVFインバータです。 モハ883-201、博多にて。(1999/03/01) |
883系普通車の車内です。座席はとても派手なカラーリングです。 クモハ883-2にて。(1999/03/06) |