〜JR九州・885系〜
885系は博多〜長崎の特急「かもめ」用として登場したJR九州としては4番目の特急型車両です。
曲線の多い路線区を走るため、883系同様に制御式振り子台車を装備しています。先頭車は今までの
国内の車両では見られなかった特徴的な形状となっており、車体はつやのある白色をベースとしています。 主変換装置は3レベルのPWMコンバータと2レベルのVVVFインバータが一体化された形で搭載されており、 日立製と東芝製の2種類があります。編成は3M3Tの6両編成です。 車内は「本物志向」にこだわったつくりとなっており、木の床・本革のシートが特徴となっています。また 天井のハットラックの形状が大きく変わっており、787系や883系とは異なった照明効果が演出されています。 デッキ回りのコモンスペースを大きく取っているのもこの形式の特徴です。 白い「かもめ」の営業運転は2000(平成12)年3月11日でしたが、この後2001(平成13)年3月3日には 白い「ソニック」用として3M2Tの5連が登場し、新しい顔が加わっています。 |
「ソニック」用の885系は、青い帯のカラーリングです。 クロハ884-9以下5連、博多にて。(2001/09/02) |
「かもめ」では博多方、「ソニック」では大分方に位置するクモハ+モハの2両のM車は日立製の
主変換装置を使用しています。3レベルPWMコンバータと2レベルVVVFインバータの一体型です。 モハ885-2、長崎にて。(2001/09/02) |
編成の中間、2号車に入っている1M車には東芝製の主変換装置が使用されています。 モハ885-102、長崎にて。(2001/09/02) |
885系「かもめ」グリーン車のシートです。本革張りのシートです。 クロハ884-2にて。(2001/09/02) |
885系「ソニック」グリーン車の車内です。シートの色は「かもめ」の黒に対して、赤茶色です。 クロハ884-9にて。(2001/09/02) |
885系「ソニック」普通車の車内です。 クロハ884-9にて。(2001/09/02) |