〜JR九州・キハ66・67形〜
キハ66・67形は1975(昭和50)年9月の山陽新幹線博多開業に合わせ、北九州地区の非電化線の
輸送改善及び老朽車置き換えを目的として1975(昭和50)年に登場した近郊型気動車です。
様々な新しい要素を積極的に採用し、後に登場した近郊型車両に大きな影響を及ぼしたとも
いわれる形式です。 キハ66形とキハ67形で2両1ユニットを組み、キハ66形にはトイレが設置されており、キハ67形には 冷房用の電源が搭載されています。普通列車から急行列車まで使用することができる片側2扉・ 転換クロスシート車(扉付近のみロングシート)となっています。転換クロスシートは新幹線タイプの 豪華版です。 駆動機関はキハ181系の機関を改良したDML30HSH(440PS)で、本来は500PSの機関ですが、最高速度が 95km/hと低いために出力をダウンして余裕をとっています。変速機はキハ181系のDW4形を摩擦クラッチ 式に改良したDW9です。 1993(平成5)年から機関の換装が施行されはじめ、順次DMF13HZA(420PS)へ交換されていきました。 現在ではすべて交換され、オリジナルのエンジン音を聞くことはできなくなっています。 キハ66・67形は15ユニット30両が筑豊・篠栗線で運用されています。 |