〜JR九州・キハ66・67形〜

キハ66・67形

キハ66・67形・キハ66-7+キハ67-7
1999/03/08、博多にて

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 キハ66・67形は1975(昭和50)年9月の山陽新幹線博多開業に合わせ、北九州地区の非電化線の 輸送改善及び老朽車置き換えを目的として1975(昭和50)年に登場した近郊型気動車です。 様々な新しい要素を積極的に採用し、後に登場した近郊型車両に大きな影響を及ぼしたとも いわれる形式です。
 キハ66形とキハ67形で2両1ユニットを組み、キハ66形にはトイレが設置されており、キハ67形には 冷房用の電源が搭載されています。普通列車から急行列車まで使用することができる片側2扉・ 転換クロスシート車(扉付近のみロングシート)となっています。転換クロスシートは新幹線タイプの 豪華版です。
 駆動機関はキハ181系の機関を改良したDML30HSH(440PS)で、本来は500PSの機関ですが、最高速度が 95km/hと低いために出力をダウンして余裕をとっています。変速機はキハ181系のDW4形を摩擦クラッチ 式に改良したDW9です。
 1993(平成5)年から機関の換装が施行されはじめ、順次DMF13HZA(420PS)へ交換されていきました。 現在ではすべて交換され、オリジナルのエンジン音を聞くことはできなくなっています。
 キハ66・67形は15ユニット30両が筑豊・篠栗線で運用されています。

走行音(機関未換装車)[k66_67a.ra/389KB]
収録区間:篠栗線 門松→篠栗(1999.03.06)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
駆動機関:DML30HSH(440PS)×1
変速機:DW9(直結1段式)
※DMLエンジンそのものという音を立てて走ります。機関の真上で録ってしまったため、 加速中はエンジン音しか聞こえてきませんが…
走行音(機関換装車)[k66_67b.ra/365KB]
収録区間:筑豊本線 鞍手→筑前植木(1999.03.06)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
駆動機関:DMF13HZA(420PS)×1
※現在はこちらの音になっています。変速機は変速1段・直結2段式のものです。

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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1998年11月号
 ネコ・パブリッシング「JR全車輌ハンドブック」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2001年1月19日 最終更新:2009年1月25日
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