〜JR西日本・125系〜

125系

125系・クモハ125-7+クモハ125-6
2003/03/22、敦賀にて

JR西日本一覧へ戻る


 2003年3月15日の小浜線電化開業に備えて新製された両運の1M車です。両運転台の電車はJR化後ではこの形式が 初めてとなります。川崎重工(兵庫)で8両が造られています。
 車体は一見3扉に見えますが、中央の側引戸は準備工事となっているため実際には2扉車です。車内はバリアフリー 対応ということで車椅子も容易に通り抜けられるように通路幅を大きく取ったため、転換クロスシートは1+2列配置に なっています。なおドア付近はロングシートとなっています。また車椅子対応の大型洋式トイレも設置されています。
 足回りは223系2000番代を基本としたものとなっており、220kWの主電動機など共通化が図られていますが、全軸M となると出力が大きすぎるため、M台車+T台車の配置となっています。車両内では0.5M0.5Tといった形です。
 なお小浜線は、約84kmの路線長の沿線に4ヶ所しか変電所が設置されなかったため変電所容量が不足するのか、 起動時〜高速域までの電流値は総じて低く抑えられています。そのため起動加速度は1.1km/h/s程度しかありません (実計測に基づく推測値)。

VVVF装置
125系のVVVFは一見三菱製のように見えますが、パワーユニットは東洋電機製です。三菱・東洋の共同開発のようで…
クモハ125-6、敦賀にて(2003/03/22)

125系車内
125系の車内は通路幅確保のため1+2列の転換クロスシートが主体になっていますが、ドア付近はロングシートになっています。 車椅子対応のトイレも設置されています。
クモハ125-7、敦賀にて(2003/03/22)

125系車内中央
準備工事となっている中扉部分は、このようにシートピッチの異様に広いクロスシートになります(笑)
クモハ125-7、敦賀にて(2003/03/22)

走行音[125a.rm/RA8.0形式/726KB]
収録区間:小浜線 若狭有田→大鳥羽 (2003.3.22)
RA形式:32Kbps Stereo Music High - RA8(RealAudio8.0)
制御方式:VVVFインバータ制御(東洋電機2レベルIGBT・WPC14型・1C1M×2)
主電動機:220kW×2(WMT102B形・WN継手平行カルダン駆動・歯車比98:15=6.53)
※前述の通り起動加速度が低いため、フルノッチで起動してもゆったりと加速していきます。小浜線は電化開業とともに 編成両数が削減されたため、1両での運行も多くなっています。車両の片方にしかM台車がないため、収録は意外と難しいかも しれません。
JR西日本一覧へ戻る
★このページの参考資料:
 電気車研究会・鉄道ピクトリアル2003年4月号、交友社・鉄道ファン2003年3月号
[ 最新情報 ]  [ JR各社 ]  [関東大手公営]  [関西大手公営]  [中国四国地方]
[ 更新情報 ]  [北海道・東北]  [中部北陸地方]  [関西ローカル]  [九州沖縄地方]
[最初にどうぞ]  [関東ローカル]  [車内チャイム]  [特集コーナー]

音鉄館INDEXへ戻る
総合インデックスへ戻る

(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2003年6月21日 最終更新:2009年1月25日
このページに掲載されている画像・音データの無断転載を禁じます。