〜JR西日本・283系〜
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※前ページの写真はクロ282-1、新大阪にて。(1999/01/16)
283系は381系に代わる特急「くろしお」系統に充当する車両として開発されたもので、
1996年7月31日から営業運転を開始しました。381系のみの時代ではパノラマグリーン車付きの
「スーパーくろしお」が設定されていましたが、さらなるハイグレード化と最高速度の
向上を目的に登場したものです。この283系も振子式ですが381系の自然振子式とは異なり、
制御付き振子式となっています。3連と6連があり、3連はグリーン車の有無でさらに2種類に
分かれていて、6連単独・6連+3連の9連のほか、3連+3連の6連でも使えるようになっています。 足回りは223系1000番代とシステムは同じで、IGBTを使用したVVVFインバータを使用しています。 電動機出力も223系1000番代同様、定格220KWのものが使われています。パンタグラフはシングルアーム パンタが使われています。 車内は電球色の蛍光燈が使われているため、とても暖かな印象です。3号車のモハ283-300代には 展望ラウンジが設けられており、海側の窓は大きく取られているのが特徴です。 登場当初は「スーパーくろしお・オーシャンアロー」と283系の愛称名を併記する形で 運転していましたが、現在は「オーシャンアロー」と正式な特急列車名になりました。 現在、3連2本と6連2本が在籍していますが、最初の投入以降増備車が出ていません。381系が リニューアルされつつあるところを見ますと、しばらくは増備車は出てこないものと思われます。 ハイグレードな車両なだけに、今後の増備が期待されるところです。 |
283系のVVVFは2種類あり、日立と三菱とがあります。日立は3号車に位置するモハ283-300代に搭載されており、
三菱はそれ以外のモハ283に搭載されています。
左・モハ283-301、右・モハ283-201、共に新宮にて。(1999/01/16) |
283系の普通車車内です。照明はすべて電球色の蛍光灯が使われ、とても暖かい雰囲気が演出
されています。 モハ283-1にて。(1999/01/16) |
6両編成の3号車に位置するモハ283-300代には、展望ラウンジが設置されています。海側は
窓が大きく取られ、座席も外に向いているため展望を楽しめるようになっています。また
ここには飲料水の自動販売機があります。
モハ283-301にて。(1999/01/16) |