〜JR西日本・321系〜
321系はJR西日本の新標準車両として開発された形式で、7両固定編成を組んでJR京都線・神戸線・宝塚線で
運用されています。営業運転開始は2005年12月1日となっています。 この形式は近郊型車両としての性能も兼ね備えており、その点ではJR東日本のE231系と共通するコンセプトで あるといえると思います。モータ車は各車個別に1C2Mの制御装置を搭載し、M台車+T台車の組み合わせとなって いることが特徴で、6両がM車の当形式においては3M4T相当ということになります。 制御装置は東洋・三菱・東芝・日立の4メーカ揃い踏みとなり、223系1000・2000番代よりもさらにバリエーションが 増したといえると思います。主電動機は230kW・歯車比は6.53と通勤車両としてはやや低く抑えられています。 車内は天井に設置された液晶4面×3箇所のモニタ装置が目を引くほか、ロングシートは1人あたりの着席幅が 470mmに拡大されたほか、座面も高くされています。また寒冷地での使用を考慮して半自動ドアスイッチも 設置されています。 321系は2005年度中に7連20本が、2006年度中に7連19本が投入される予定です。JR京都線・神戸線・宝塚線で 活躍中の201系・205系を置き換え、201系は大阪環状線へまわして最終的に103系を淘汰していくようです。 |
D2編成で撮影した制御装置です。東芝の走行音であることが分かったD6編成も同じ形でしたので、これは
東芝のVVVFと思われます。
クモハ320-2、塚本にて(2005/12/24) |
D5編成で撮影した制御装置です。三菱であるように思われますが・・・さて??
モハ320-7、京都にて(2005/12/23) |
D4編成で撮影した制御装置です。東洋な音に1両だけ三菱チックな音が混ざっている編成です。東洋であると考えるのが
普通なのでしょうか・・・?
モハ321-15、塚本にて(2005/12/24) |
321系の特徴のひとつ、客室内に1両あたり3箇所に設置されたモニタ表示装置です。2面を背中合わせにして設置
されていますが、モニタ下にも吊革がついているのが分かります。
モハ321-14、大阪にて(2005/12/23) |
1人あたりの幅が470mmに拡大され、6人がけとなった扉間ロングシートです。座面がだいぶ高くなっているにも
分かるかと思います。それにしてもこの袖仕切りは何とかならないものでしょうかね・・・?
モハ321-4、京都にて(2005/12/23) |