〜京阪電気鉄道〜
10000系 ■ 走行音[kei10ka.rm/RA8.0形式/355KB] 収録区間:交野線 交野市→河内森(2002.4.27) 制御方式:VVVFインバータ制御(東洋電機2レベルIGBT、1C2M2群制御、ATR-H4200-RG678A形) 主電動機:200kW(TDK6151-B形、歯車比85:14=6.07) ※2002年4月15日より営業運転を開始した京阪線の新型車両です。VVVF動作時に「ピコ〜」と鳴るのが 何とも奇妙です。 |
京阪7000系[kei7000a.ra/152KB] 7000系は、6000系14番編成で試験していたVVVF制御を本格採用した形式で、鴨東線開業の1ヶ月前、 1989年9月から営業運転を開始しました。当初は6連2本+4連1本の陣容でしたが、のちの1991年から 92年にかけて中間車が増備されて7連となりました。1993年には試験車であった6014を含む6000系 3両が7000系に編入し、新造車と合わせて7連が組成され、現在は7連4本の在籍となっています。 VVVF装置のメーカは東洋電機で、後期型の音が出ます。間延びしているので、三菱GTO標準型に 似ていないでもない音がするのが特徴です。京急の1700形や600形のものと同じような感じです。 モータは、この時期の車としては大出力の200KWのものを使用しています。これも東洋電機製の ものです。これらの走り装置は、後発の7200・9000形にそのまま引き継がれていくことになります。 |
京阪7200系[kei7200a.ra/185KB] 7200系は、7000系のマイナーチェンジ版といえる車両で、京阪通勤車の次期モデルです。 1995年5月から営業運転を開始しており、現在は8連2本+7連1本の合計23両が在籍している少数派です。 7000系との相違点は、運転台の変更(デスクタイプ)、列車モニタ装置の設置、客室内の案内表示器 の設置(路線図はポイント式LED、スクロールは蛍光表示管)、パワーウインドーの新設、暖房機器の 増強、客室内のデザイン変更、などです。車内は明るく軽快な印象になり、モケットがパープルと ブルーの2色のものを採用しています。また前面デザインも変更され、6000系以降のものよりも さらに大型の曲面ガラスを使用しています。 走り装置は前述の通り、7000系とほとんど同じです。異なるのは台車の形式くらいですが、 走行音には影響はなさそうです。 |
京阪9000系[kei9000a.ra/191KB] 9000系は、平日朝ラッシュ時の淀屋橋方面特急の混雑緩和や旅客サービス向上を図るために 1997年3月から営業運転を開始している、京阪線で最新の形式です。最初に増備された8連5本の合計40両が在籍して います。3扉ながらも、車内は集団離反式のセミクロスシートが展開しており、特急から普通まで オールマイティーに運用できる車両です。 在来車と区別するために、窓下にパステルブルーのラインが引かれているのが外観上の最 大の特徴です。走り装置は7000・7200形と同一で、やはり東洋GTO後期型の音がします。 9000系の登場に合わせて、平日の淀屋橋方面の特急は93年1月の中書島停車に加え、枚方市にも 停車するようになりました。今までは8000系を使っていた朝ラッシュ時の特急の混雑緩和に 威力を発揮しています。なお、日中は急行に運用されていることが多いようです。 |
京阪800形[kei800a.ra/141KB] 京津線は、もともと京津三条〜浜大津を結んでいた路線で、京津三条〜御陵までの間は 軌道区間で、80形や260形などの車両が走っていましたが、1997年10月の京都市交通局東西線 の開業に合わせて、直通運転を行なうために新造された車両です。東西線は京津線に準じた 小断面規格の地下鉄で、東西線内で使用するATC、ATO、ワンマン設備を搭載したVVVF車両です。 VVVF装置は、東洋電機のIGBTで、東洋IGBTとしては初めての量産形式です。なお、これは 東急7715Fで採用したものの改良版であるものと思われます。 音はその東急7715Fとほぼ同じなのですが、800形の特徴として、減速して停止する際にひじょうに 高いブレーキ音が襲ってくるというものはあります(笑)。 車体は琵琶湖をイメージした水色基調のパステルカラーで、以前とはまったく違う印象に仕上が っています。また地下区間・併用軌道・急曲線・急勾配区間に対応させるための台車や車体とし、 また地下区間と地上区間では架線の高さも異なるために、両方に対応できるシングルアームパンタを 装備しています。また先頭車はクロスシートを採用しているため、小旅行気分が味わえるのも 特徴の一つです。 |