〜京王電鉄・9000系〜
9000系は老朽化した6000系の置き換え用として、長らく増備が続いてきた8000系に続く新車として
2000年度に登場した京王線用の通勤車です。6000系や7000系とも併結可能な仕様で、将来は都営新宿線にも
乗り入れ可能な仕様となっていますが、初年度に登場した8連2本は地上線用となっています。 車体は軽量ステンレス車体で、前頭部は5000系のイメージをわずかに残して造られています。戸袋窓は 井の頭線1000系に続いて廃止となっています。制御装置は京王では初めての2レベル3300V-IGBTとなり、 8000系と比べて大幅に装置が小型化されています。車内はオールロングシートで、編成端からそれぞれ 2両目には車椅子スペースが設けられています。ドア上には京王では初となるLED表示器が千鳥配置で 1両に4台ずつ設置されています。 9000系は2001年1月24日より営業運転を開始しています。 |
9000系の制御装置です。箱の形状からすぐに日立製と分かります。2レベルの3300V-IGBTで1C4M2群制御です。 9001、国領にて。(2001/02/14) |
9000系の車内です。座席は片持ちシートですが、クッションが厚めなため比較的座り心地が良いです。
またFRP製の大型仕切りを採用していますが、その上にさらに仕切り棒が1本あるのには驚きです。
ドア上にはLED装置が千鳥配置されています。 9002、京王八王子にて。(2001/02/04) |
9000系が走り始めてしばらく取りつけられたヘッドマークです。 9702以下8連、京王八王子にて。(2001/02/04) |