〜弘南鉄道・1521系〜
1521系は1995(平成7)年7月に混雑時の輸送力増強用として元南海1521系を8両譲り受けたものです。
弘南線にはモハ1521形4両・クハ3901形2両が、大鰐線にはモハ1521形2両が入線し、20m4扉車の特徴を
生かして朝のラッシュ時輸送で活躍していました。 しかし輸送の合理化が進む過程で1521系にはワンマン対応の改造がされず、大鰐線は全列車が、弘南線では 朝の4連1往復を除く全列車がワンマン運転となった現在では1521系の活躍の場は完全に失われてしまって います。現在では一般の乗客が乗れる列車として、8月のねぷた祭り期間中に大鰐線で運転される臨時列車が 1521系の唯一の活躍の場となっていましたが、輸送人員の低迷により7000・6000系のワンマン運転で間に合う 状況で、存在自体が危うくなっています。 元南海車では現存する唯一のつりかけ駆動車であり、また貴重なMT-40主電動機装備車でもあることから 南海ファン有志と共に2001年8月・2002年8月に貸切を行ないました。貴重な走行音ですので、ぜひお聴きください。 |
弘南線貸切の1年後、大鰐線で貸切を行ったときの1コマです。手前のモハ1527のパンタだけ上がっていますが、この車は
クハ代用でした。 モハ1527+モハ1524、津軽大沢にて(2002/08/31) |
1521系の車内です。定期運用はないものの、中吊り広告はしっかりと掲出されています(大鰐線の車両には何もなかったけど…)。 モハ1525、弘前にて(2001/08/04) |
モハ1524の台車です。1521系は空気バネ式のKS-60形台車を履いています。エアサスなので、乗り心地は良かったです。 津軽大沢にて(2002/08/31) |