〜高松琴平電気鉄道・1000形〜
1000形は琴平線の前身、琴平電鉄の開業用として大正15(1926)年に汽車会社で5両が新造された 琴電オリジナル車両です。現在の姿は昭和42(1967)年やそれ以後に行なわれた更新改造の後の 姿で、戸袋窓がHゴム化されたり客ドアが取り替えられたり前面が貫通化されたりといった改造を 受けていますが、原形は比較的よくとどめていると言われます。昭和51(1976)年に2両が事故廃車 されたほかは3両とも元気に走ってきましたが、長尾線・志度線への600・700形導入に伴って 130が平成10(1998)年11月20日付で廃車となったほか、トップナンバーである100が平成11(1999)年 6月27日のさよなら運転を最後に運用から離脱し、7月15日には解体されています。なお、 1000形は昭和63(1988)年に鉄道友の会から「エバーグリーン賞」を受賞しています。 |
1000形の車内です。 120、長尾にて。(1999/07/30) |