〜京都市交通局・50系〜
50系は平成9(1997)年10月12日に開業した東西線用に新造された車両です。東西線は全駅の
ホームにホームドアが設置されている路線です。開業時に
6連14本が造られ、現在もこの本数で運転されています。車体は長さ16m・幅2.4mと小柄な
ステンレス車体で、車輪も直径660mmと小さいものを使用しています。小断面地下鉄車両ではありますが
リニアモータは使用せず、通常の電動機を使用しているのが特徴です。 制御装置は三菱電機製のGTOサイリスタ(1C8M制御)で、電動機は東芝製の85kWのものを使用しています。 またATO装置を搭載しており、通常の営業運転では運転士はボタン操作のみで力行から停止までは すべて自動運転となっています。 車内はオールロングシートで座席モケットは紫色となっています。また扉上にはLED案内表示器が 千鳥配置で各車3台ずつ設置されています。 このページに掲載している写真は、すべてこの50系が配置されている醍醐車庫の公開時に 撮影したものです。普段はホームドアでさえぎられており、50系の素顔を見ることができないだけに 貴重な画像となりそうです。 |
50系の車内は京都のイメージを意識したものとなっています。腰掛は紫色です。
また扉上にはLED案内表示器が千鳥配置されています。
5201、醍醐車庫(公開時)にて(2000/10/15) |
50系の運転台はツーハンドル型ですが、通常の営業運転ではATOを使用しているため
運転士はボタン操作のみで運転しています。
5601、醍醐車庫(公開時)にて(2000/10/15) |
50系のVVVF装置を両側から撮影してみたものです。三菱製で1C8M制御となっています。
左・5208、右・5201、ともに醍醐車庫(公開時)にて(2000/10/15) |