〜中部HSST開発・HSST-100L型〜
常電導磁気浮上システムHSST(High Speed Surface Transport)は新時代の交通システムとして
実用化に向けた開発が進められ、1989年8月に名鉄・愛知県・HSST社などが出資した中部エイチ・
エス・エス・ティー開発(株)が設立され、1991年5月より名鉄築港支線に沿った1.5kmの実験線を
建設して走行試験が行なわれてきました。実験線はR100mやR25mの曲線・分岐器・最急勾配70パー
ミルの勾配などから構成されています。 現在は当初からの車体長8.5mの100S型のほか、1995年に新造した車体長14.4mの100L型の2編成 の車両が在籍し、主に100L型による試験走行が現在も行なわれています。この100L型は東急車輌が 製造を担当し、電機品は東洋電機のものが採用されているようです。制御方式はVVVFインバータ 制御で、これによりリニアモーターを駆動しています。 このHSSTは名古屋東部丘陵線での導入が確定しており、2005年の開業に向けて建設が進められて います。 |
100L型の運転台です。ワンハンドルで運転室内もかなり広めに取られています。
大江実験線にて。(2000/08/25) |
客室は集団見合い方式の固定クロスシートが配置されています。
大江実験線にて。(2000/08/25) |