〜中部HSST開発・HSST-100L型〜

HSST-100L型

HSST-100L型
2000/08/25、大江実験線にて

名古屋鉄道一覧へ戻る


 常電導磁気浮上システムHSST(High Speed Surface Transport)は新時代の交通システムとして 実用化に向けた開発が進められ、1989年8月に名鉄・愛知県・HSST社などが出資した中部エイチ・ エス・エス・ティー開発(株)が設立され、1991年5月より名鉄築港支線に沿った1.5kmの実験線を 建設して走行試験が行なわれてきました。実験線はR100mやR25mの曲線・分岐器・最急勾配70パー ミルの勾配などから構成されています。
 現在は当初からの車体長8.5mの100S型のほか、1995年に新造した車体長14.4mの100L型の2編成 の車両が在籍し、主に100L型による試験走行が現在も行なわれています。この100L型は東急車輌が 製造を担当し、電機品は東洋電機のものが採用されているようです。制御方式はVVVFインバータ 制御で、これによりリニアモーターを駆動しています。
 このHSSTは名古屋東部丘陵線での導入が確定しており、2005年の開業に向けて建設が進められて います。

運転台
100L型の運転台です。ワンハンドルで運転室内もかなり広めに取られています。
大江実験線にて。(2000/08/25)

客室内
客室は集団見合い方式の固定クロスシートが配置されています。
大江実験線にて。(2000/08/25)

走行音[hsst-100a.ra/601KB]
収録区間:大江実験線 大江〜東名古屋港往復(2000.8.25)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(東洋電機GTO・リニアモーター駆動)
※起動時は三菱GTOのような音が入りますが、東洋だといわれてみればなるほど、といった 感じだろうと思います。ジョイント音が一切ないため、走っているかどうかがサウンド上では まったく分かりませんが、係員の放送で速度が出ているためある程度の雰囲気はお分かりになる のではないかと思います。
 コンプレッサーの真上で収録してしまったようで結構その音が入っていますが、圧縮空気は 空気バネに使用しています。ちなみに加速度は4.5km/h/sで、復路の加速時にはかなり体を もっていかれるような感じでした。振動は非常に少なく、立っていても快適でした。
名古屋鉄道一覧へ戻る
[ 最新情報 ]  [ JR各社 ]  [関東大手公営]  [関西大手公営]  [中国四国地方]
[ 更新情報 ]  [北海道・東北]  [中部北陸地方]  [関西ローカル]  [九州沖縄地方]
[最初にどうぞ]  [関東ローカル]  [車内チャイム]  [特集コーナー]

音鉄館INDEXへ戻る
総合インデックスへ戻る

(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2000年8月29日 最終更新:2009年1月25日
このページに掲載されている画像・音データの無断転載を禁じます。