〜名古屋鉄道・3400系〜
3400系は1937(昭和12)年に登場した特急車で、当時国内で流行していた流線形の車体を
持つ車両です。その車体にスカートをはいた姿は「イモムシ」という愛称がつけられて
親しまれています。登場当時は2両編成だった同車は、戦後に4両編成に増強されて
比較的近年まで本線系統で活躍していましたが、現在は1編成2両の在籍となっています。
塗装はクリームの時代、赤塗装の時代とありますが、現在は登場時のグリーンの塗装で
活躍中です。なお現在は冷房装置も搭載しています。 残った1編成は動体保存的な存在ですが、平日の朝ラッシュ時に広見線で運用される姿を 見ることができます。1993(平成5)年には鉄道友の会「エバーグリーン」賞を受賞しています。 |
3400系の車内はドア部分を除いて転換クロスシートが展開しています。現在は冷房装置を
積んでいて、1両あたり4台のユニットが室内に大きく張り出しています。
3401、犬山にて。(1999/08/31) |
3400系の運転台です。中央に配置されています。
3401、犬山にて。(1999/08/31) |
車内には「エバーグリーン賞」のプレートが掲出されています。
3401、犬山にて。(1999/08/31) |