〜名古屋鉄道・3500系〜
3500系は名鉄の新時代の通勤車両として1993年6月に登場した車両です。名鉄では初めて
電気指令式ブレーキを取り入れた車両で、前面には「ECB」のプレートが取り付けられ
ています。制御装置はVVVF制御となり、装置は東洋電機製のGTO素子使用のもので、電動機出力は170KW、最高速度は
120km/hに設定されています。なお、従来からの6000系列とは併結ができませんが、後継の
3700系・3100系とは併結が可能です。 車体は6500系の後期車とほぼ同じですが、前面にはスカートが取り付けられているため、 識別することは容易です。車内はオールロングシートで、貫通扉上にはLED案内表示器が 取り付けられていて、走行時にはスピードも表示されます。 3500系はは4連34本の合計136両が増備され、名鉄の通勤車の一角を占めるまでに なりましたが、後継車両の3700系が出た現在、3500系の増備は打ち切られたものと思われます。 本線や亜幹線を中心に急行運用や4連単独での普通運用に限定して使われているようです。 |
3500系のVVVF装置は東洋GTOで、1C8M制御です。他社にも見られる独特の形をしているため
メーカの判別はとても容易です。
3653、須ヶ口にて。(1999/02/22) |
3500系の車内はオールロングシートの配置で、名鉄通勤車の標準配置です。中吊り広告の
位置に特徴があります。
3655、新木曽川にて。(1999/02/22) |