〜名古屋鉄道・3700系〜
3700系は、名鉄の主力車両となった3500系の後継車両と位置づけられ、
1997年4月5日のダイヤ改正に合わせて投入されました。同じ後継車両の3100系が2連なのに
対して、こちらは4連となっています。 車体は今までのふくらんだ感じの側面が切り立った感じに変化し、車体高さが少し高く なるなど、従来の車両とはイメージがだいぶ異なったものになっています。またシングルア ームパンタを採用しています。3扉ロングシートの車内は3500系と比較してあまり変化はありません。 車内の貫通扉上にはLED案内表示器が設置されており、走行中にはその時のスピードも 表示されます。このあたりの造りは3100系も同様です。 制御装置は3100系とは異なり、3500系のシステムをほぼ継承した形でGTO素子を利用した 東洋電機製のVVVFインバータ制御となりました。また電動機出力も3500系と同じ定格170KW ですが、こちらは130km/h運転に対応したものとなっています。ブレーキシステムは電気指令式で、 それを示す「ECB」のプレートが先頭車前面に取り付けられています。3500系とは併結可能です。 また1998年4月6日のダイヤ改正に合わせて投入された2次車は方向幕に変化が出たほか、 スカートが大型されるといった変更点が出ています。 3700系は2本つないでラッシュ時の急行として運用されたり、また単独でローカル運用にも 入っているようです。 |
3700系のVVVF装置は3500系と同様の東洋GTOです。写真が完全に流れてしまっていますが
ご了承ください。
3751、金山にて。(1999/03/19) |
3700系車内です。貫通扉上にLED案内表示器が設置されています。基本的に3500系に準じた
オールロングの車内となっています。
3855、新名古屋にて。(1999/02/22) |
3700系のLED案内表示器は、3500系の角ドットとは異なり、丸ドットのものになっています。
駅間ではスピードが表示されます。ここは名鉄らしいところですね。
3855にて。(1999/02/22) |