〜名古屋鉄道・600形〜
600形は田神線開通により美濃町線から新岐阜に乗り入れるために1970年に登場した車両で、
美濃町線の600V、犬山線の1500Vの両方に対応するために複電圧車となりました。車体は
幅2.2mと細長くなっており、複電圧機器を床下に積んでいるため、抵抗器は屋根上に
設置されています。一見冷房車のようにも見えますが、非冷房の車両です。 足回りは旧型車のものを流用しているようで、HL制御となっていて、電動機出力は 定格60KWと大きいものの、駆動方式は釣り掛けのようです。車内は1+2人掛けの転換クロスシートと なっています。現在は800形の投入により次々と運用から外れ、最終的には1両のみの在籍となるようです。 このような各種の試みが評価されたのか、1971年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。 |
600形の車内は、1+2人掛けの転換クロスシートが並んでいます。
602、新関にて。(1999/02/23) |