〜名古屋鉄道・600形〜

600形

600形・モ602
1999/02/23、美濃町線新関にて

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 600形は田神線開通により美濃町線から新岐阜に乗り入れるために1970年に登場した車両で、 美濃町線の600V、犬山線の1500Vの両方に対応するために複電圧車となりました。車体は 幅2.2mと細長くなっており、複電圧機器を床下に積んでいるため、抵抗器は屋根上に 設置されています。一見冷房車のようにも見えますが、非冷房の車両です。
 足回りは旧型車のものを流用しているようで、HL制御となっていて、電動機出力は 定格60KWと大きいものの、駆動方式は釣り掛けのようです。車内は1+2人掛けの転換クロスシートと なっています。現在は800形の投入により次々と運用から外れ、最終的には1両のみの在籍となるようです。
 このような各種の試みが評価されたのか、1971年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
600形車内
600形の車内は、1+2人掛けの転換クロスシートが並んでいます。
602、新関にて。(1999/02/23)

走行音[mt600a.ra/255KB]
収録区間:美濃町線 下芥見→岩田(1999.2.23)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:HL(手動間接式)制御(HL480-F型)
主電動機:60kW×2(TDK516-E型、歯車比2.65、つりかけ駆動)
※電動機出力に余裕があるためなのか、走行音はとても静かでこれが釣り掛け駆動車 なのかどうかも怪しくなってきそうな音です。600V区間で初めてのカルダン駆動車は 1980年登場の880形ですので、釣り掛けであることは間違いなさそうなのですが…
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★このページの参考資料:
 ネコ・パブリッシング「Rail Magazine」1999年3月号
 ジェー・アール・アール「私鉄車両編成表」
 岡戸 秀郎氏「阿久比大使館」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年4月29日 最終更新:2009年1月25日
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