〜名古屋鉄道・750形〜
750形は1928〜1929(昭和3〜4)年に製造された初代名古屋鉄道の半鋼製車デボ750形で、
リベットむき出しの重厚な車体が特徴の車両です。当時は本線で活躍し、鵜沼から高山線に
SL牽引で乗り入れたこともありましたが、本線が昇圧されると広見線系統へ、その後は瀬戸線へ
転属し、現在の揖斐・谷汲線に移ってきたのは1978年のことです。 750形は両運転台のため1984年にワンマン化され、揖斐線黒野〜本揖斐間と谷汲線の主力として 単行で運用についています。現在は751・754・755の3両のみが残っています。昭和ヒトケタ 生まれの貴重な釣り掛け車です。 しかし谷汲線・揖斐線黒野〜本揖斐間の路線廃止が2001年9月末に迫り、路線が廃止されますと 750形も路線と運命を共にする可能性が考えられます。 |
750形の車内です。入口に整理券発行機があります。細かいところに細工が見られる
落ち着いた感じの車内です。
755、黒野にて。(1999/02/22) |