〜名古屋市交通局・3050系〜

3050系

3050系3155F
1999/01/19、上小田井にて

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※前ページの写真は、3157F、伏見にて。(1998/12/26)


 鶴舞線は都市計画3号線として建設された路線で、名古屋市交では初めて名鉄と相互乗り入れを 開始した路線です。赤池では名鉄豊田線と、上小田井では名鉄犬山線と接続し、新名古屋駅が 手狭な名鉄にとっては貴重な都心直通路線となっています。鶴舞線には3000系と3050系が在籍し ており、名鉄からは100系が乗り入れてきます。
 3050系は1992年に登場したVVVF制御車で、現在までに58両が投入されています。6連を1編成とする 鶴舞線において、58両というのは半端な数字なのですが、これは3159Fの中間2両に3000系の 電動車ユニットを挟んでいるためで、この編成については電機子チョッパとVVVF制御車が混在し ています。3000系と3050系では車体が異なるため、外観からもすぐに見分けがつきます。
 車体はステンレス製で、直線と角を強調したデザインが特徴です。特に赤池方の3150は両パンタ のM車であるため、格好いい印象を受けました。路線カラーはブルーで、そのブルーの帯を まいています。
 VVVF制御装置は、三菱が元設計のようで三菱・日立・東芝の3社共通設計となっているようです。 ただし、現段階で日立だけは確認できておらず、三菱・東芝だけの確認となっています。名鉄にも 乗り入れるため、架空線方式となり、また電動機出力もアップされました。そのためMT比は3M3Tと なり、各M車に制御装置が搭載されています。
 車内の座席はブルーで、貫通扉上にはLED案内表示器が設置されていますが、この3050系は 2つ設置されていて、2行表示が可能になっています。

3050系VVVF装置
3050系のVVVF装置。これは東芝製ですが共通設計です。
3755、金山にて。(1999/01/19)

3050系室内
3050系のシートはブルーです。また貫通扉上のLED案内表示器は2行タイプとなっています。 3353にて。(1998/12/26)

3159F中間部
3159Fは中間に3000系の電動車ユニットを挟んでいます。このとおり車体が異なるため すぐに見分けがつきます。3759(左)・3806(右)連結部にて。(1999/01/19)

走行音[ntb3050a.ra/176KB]
収録区間:鶴舞線 浅間町→浄心(1998.12.26)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱GTO初期型)
※元設計は三菱と思われます。手持ちの資料には3社の名前が載っているのですが、 半分だけ調査して日立が見つかっていません。継続調査扱いとなっています。
音としては特記すべきことはないと思います。
走行音(名鉄豊田線内)[ntb3050b.ra/265KB]
収録区間:名鉄豊田線 浄水→上豊田(2000.03.28)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
※名鉄豊田線内での収録です。豊田線内はスピードが出る上、意外と非ロングレール区間が多く 収録にはおすすめの区間です。電鈴は名鉄仕様で中間車からでもドア扱いができるようになって いるようです。
走行音(空転・滑走)[ntb3050c.ra/327KB]
収録区間:名鉄豊田線 梅坪→豊田市(2000.03.28)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
※上記の区間を過ぎた後、突然大粒の雨が降ってきてしまいました。空転・滑走にあえぐ走行音まで 収録できてしまいました。減速時はかなり豪快に滑っています。

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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1998年6月号
 ジェー・アール・アール「私鉄車両編成表」

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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年1月29日 最終更新:2009年1月25日
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