〜名古屋市交通局・6000系〜
桜通線は、名古屋市交の中でも最も新しい路線です。都市計画6号線として建設されました。
最初に開業したのは1989年のことで、中村区役所〜今池間でした。その後1994年に現在の
野並まで延伸して現在の形になっています。 この路線はATO併用のワンマン運転がされており、島式ホームに対応するために運転台は右側に配置され ています。また列車映像伝送装置も搭載されています。 6000系は架空線集電方式のVVVF制御車で、登場年度は1987(昭和)62年度であり、名古屋市交では初の VVVF車となりました。この車両の検査については鶴舞線の車両基地を使用しているため 鶴舞線とは丸の内付近で線路がつながっています。スペック的には3050系とほぼ同じで、 制御装置の元設計も3050系と同じ三菱と思われます。開業当時は2M2Tの4連でしたが、野並延伸時に M車が1両増結され、3M2Tとなっています。車体はステンレス製で路線カラーの赤と白色を組み合わせた 帯が巻かれています。車内の座席はエンジ色、貫通扉上にはLED案内表示器が設置されています。 なお、この桜通線の駅はすべて島式ホームであるため、制御装置など床下を観察することが できませんが、VVVF装置の形は3050系と同じであると思われます。 |