〜南海電鉄・1000系1051F(IGBT車)〜
1051Fは1000系としては久々の増備車として、2001年3月末に東急車両(逗子)から甲種輸送のうえ和歌山市へ
搬入された南海の最新車両です。形式上は1000系の仲間ですが、在来車と相違点が非常に多いため当サイトでは
別形式として扱うことといたします。 大きな変更点として従来の塗装車体から無塗装車体に変更されたこと、パンタグラフがシングル アームパンタに変更されたこと、主制御装置が2レベルIGBT-VVVFとなりさらに全電気ブレーキ搭載となった こと、客室内では座席裾部に握り棒が設置されたことやLED案内表示器まわりの変更など多種にわたっています。 また主電動機も出力は同じながらも形式が変更となっています。 同車は試運転・調整などを行ない、2001年11月末から営業運転に投入されましたが、2002年に入ってまもなく 長期にわたって運用から離脱しましたが、3月下旬から運用に復帰しています。現在は単独で難波〜みさき公園・ 和歌山市間の普通車運用に就いていることが多いようです。 |
1051FのVVVF制御装置です。日立製2レベルIGBTで、1C4M制御です。
1051、天下茶屋にて(2002/04/27) |
在来の1000系との大きな違いは、座席裾部に握り棒が設置されたことです。車端部のクロスシートは健在です。
1851、みさき公園にて。(2002/04/27) |
車端部のクロスシートはシートピッチが広がり、向かい合っても足が干渉しないくらいに広くなりました。
1051にて。(2002/04/27) |
在来車はマップ一体型でしたが、1051Fでは路線図とLEDが独立配置になっています。
1051にて。(2002/04/27) |