〜南海電気鉄道・泉北高速鉄道〜


 南海電気鉄道(略称:南海)は、大阪・難波を起点にして和歌山方面への南海本線、橋本・ 高野山方面への高野線の2つの幹線と本線系統のいくつかの支線からなっています。 南海の前身である阪堺鉄道が開業したのは1884年12月29日で、国内最古の私鉄としても 有名です。
1994年9月の関西空港開業を受けて、空港アクセス特急「ラピート」をデビューさせ、奇抜な 車体形状で注目を浴びました。また従来から「サザン」や「こうや」「りんかん」といった 有料特急も走らせていて、「サザン」には自由席として通勤車両を連結したものがあります。
南海はCIの取り組みが早く、駅や車両のデザイン変更が行なわれました。駅のサイン類はとても シンプルで分かりやすいと思います。
 泉北高速鉄道(略称:泉北)は、大阪府都市開発という会社が運営する路線で、南海高野線の 中百舌鳥から和泉中央までのニュータウンの中を走ります。在来の車両は南海色が濃くなって いますが、近年登場した5000系や7000系はそれをまったく感じさせない立派なものになってい ます。

※写真をクリックすると、各形式の詳細ページに飛びます。


50000系 50000系(ラピート)
走行音[rapit-a.ra/254KB]
収録区間:南海本線 難波→新今宮(1999.2.26)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO、VGF-HR-1420J型、1C4M制御)
主電動機:180kW(TDK6311-A-M型、歯車比85:14=6.07)
※関西空港への輸送の一端を担っている特急車です。難波からの最初の1区間を 収録していますが、自動放送に注意して聞いてみてください。

加速音[rapit-b.ra/185KB]
収録区間:南海本線 堺→岸和田(1999.2.26)
※ストレートに加速しているところを選びました。収録列車は途中停車駅のある 「ラピートβ」です。

2300系 2300系
走行音[ner2300a.rm/RA8.0形式/883KB]
収録区間:高野線 金剛→北野田(2005.04.02)
制御方式:VVVFインバータ制御(東洋電機2レベルIGBT・RG-689-A-M・1C2M×4群制御・純電気制動)
主電動機:100kW(TDK6312-A型、歯車比85:14=6.07)
※2005年3月末より営業運転を開始した南海2300系の走行音です。モハ2301形+モハ2351形の2両編成で4本が 在籍しています。高野山(極楽橋)へ直通する列車に使用されています。同期モードに入るのがやたら早いですね。

走行音(2000系との連結面付近)[ner2300b.rm/RA8.0形式/606KB]
収録区間:高野線 美加の台→千早口(2005.04.02)
※2000系との連結付近で収録した走行音です。2000系と2300系の立ち上がりの違いを比較してみてください。

2000系 2000系
走行音(回生制動)[ner2000b.ra/249KB]
収録区間:高野線 河内長野→三日市町(1999.2.26)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO・1C8M制御)
主電動機:100kW(TDK6310-A型、歯車比85:14=6.07)
※2000系は、南海では初めてのVVVF車です。国内のVVVF車の中で、これだけ 変調回数が多いのも珍しいです。こちらは列車密度の高い区間で聞くことのできる 回生制動がかかった時の音です。

走行音(空気制動)[ner2000c.ra/238KB]
収録区間:高野線 紀見峠→林間田園都市(1999.2.26)
※列車密度が低い山間部の区間に入っていくと、回生制動を使わずに空気制動のみで 止まっていくことがあります。その時の音は何とも重々しい音になっていくのが分かると 思います。

1000系1051F 1000系1051F(IGBT車)
走行音[ner1051a.rm/RA8.0形式/289KB]
収録区間:南海線 岡田浦→吉見ノ里(2002.4.27)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立2レベルIGBT、VFIHR-4011-A型、1C4M制御、全電気ブレーキ)
主電動機:180kW(MB-5091-A型、歯車比99:14=7.07)
※2001年3月に落成し、11月から営業運転を開始した1000系の最新車です。番号を50番代に区別しています。 日立製2レベルIGBTインバータで全電気ブレーキ搭載です。停止寸前の逆相モードの音が特徴的。

1000系 1000系
走行音[ner1000b.ra/179KB]
収録区間:高野線 岸里玉出→天下茶屋(1999.2.26)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO、VGF-HR-1420F型、1C4M制御)
主電動機:180kW(MB-5046-A型、歯車比99:14=7.07)
※1000系は2000系に続いて登場したVVVF車で、20m車体の通勤車です。本線・高野線ともに在籍していますが 本数が少ないため、そんなに出会う機会が高くありません。高野線の場合は比較的限定された 運用に入っていることが多いようです。

走行音(VVVF装置真上)[ner1000c.ra/RA3.0-ISDN Mono/337KB]
収録区間:高野線 新今宮→今宮戎(1999.2.26)
※日立のGTO-VVVFということで、VVVF装置の真上で収録してみました。VVVF装置からの 騒音は比較的大き目です。

8000系 8000系
走行音(その1)[ner8000a.ra/211KB]
収録区間:高野線 我孫子前→浅香山(2000.03.25)
制御方式:電機子チョッパ制御(三菱製AVFチョッパ、CAFM-218-15RH型・1C8M制御)
主電動機:155kW(MB-3198-A型、歯車比85:16=5.31)
※高野線に1本だけが在籍していた電機子チョッパ車です。2000年9月より抵抗制御車に改造するために 入場し、6200系に編入される予定です。すでに聞くことのできないチョッパ走行音をどうぞ。

走行音(その2)[ner8000b.ra/288KB]
収録区間:高野線 美加の台→千早口(2000.02.26)
※上記のファイルは2000年3月収録ですが、こちらはその1ヶ月前に収録したものです。 勾配を駆け上がっていく区間での収録です。

7000系 泉北7000系
走行音[srr7000a.ra/250KB]
収録区間:泉北高速線 光明池→栂・美木多(1998.4.7)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立IGBT・1C4M制御)
主電動機:170kW(MB-5039-A3型、歯車比97:16=6.06)
※1996年に登場した、泉北では最新の車両です。4連と6連があり、柔軟な運用が組めることが特徴で、 現在も増備途上にあるようです。
 日立IGBTの車両ですが、乗ってみるとずいぶん静かな車両です。

5000系 泉北5000系
走行音[srr5000a.ra/248KB]
収録区間:泉北高速線 光明池→栂・美木多(1998.4.7)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO・1C4M制御)
主電動機:170kW(MB-5039-A型、歯車比97:16=6.06)
※5000系は1990年登場の車両です。8連のみの在籍であることから、朝ラッシュ時の 難波直通には使えず、それ以外の列車で使われています。日立GTOですが、おそらく 登場時は音が異なっていたのではないかと思います。

和泉中央方面、進行右側のドアチャイム[srr-da.wav/71KB]
和泉中央方面、進行左側のドアチャイム[srr-db.wav/71KB]
 泉北の5000系と7000系には独特なドアチャイム(ドア開閉予告チャイム) が積まれています。このデータは5000系で収録したものです。

おまけ(笑)
和歌山市駅にて・普通車入線放送[wakayamashi.ra/105KB]
※和歌山市駅で収録した普通車の入線放送です。「天下茶屋までの各駅と、新今宮に停まります」 がポイントです(笑)


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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年6月23日 最終更新:2009年1月25日
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