〜南海電鉄・2300系〜

2300系(クリックすると大きな画像を別ウィンドウで表示します)

2300系・2301F+2302F
2005/05/07、紀伊細川にて

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 南海2300系は世界遺産登録された高野山への観光アクセス車両として2連4本の計8両が新造され、2005年3月末より 営業運転に投入されています。高野線・橋本以南の急勾配・急曲線区間へ入線する「ズームカー」としては2000系以来 13年ぶりの新形式車となります。
 17m長の車体や片側2扉などの外観は2000系をベースとしながら、赤を基調とした前面、大型の側面窓などイメージ チェンジをはかっています。車内は扉間に南海初となる2+1列の転換クロスシートを配置しているほか、車内表示器・ ドアチャイム・車椅子スペースといったバリアフリー対応もなされています。
 足回りは主制御装置に2レベルIGBTインバータを採用していますが、これは南海では40年ぶりとなる東洋電機製となって います。他に主電動機・駆動装置・補助電源装置・パンタグラフも東洋電機製を使用しています。
 2300系は2本つないだ4両、または2000系2両とペアを組み、主に難波〜極楽橋間の快急・急行に充当(難波〜橋本間 では2000系を増結して6両または8両で運転)されています。

VVVF装置(クリックすると大きな画像を別ウィンドウで表示します)
2300系のVVVF装置は東洋電機製の2レベルIGBTです。1C2M制御で2群ずつ箱に収められているので、車両のどちら側 からでもVVVF装置の箱を観察することが可能です。
2353、天下茶屋にて(2005/04/03)

2300系車内(クリックすると大きな画像を別ウィンドウで表示します)
車内は扉間に2+1列の転換クロスシートが配置されています。妻側車端部は4人がけのボックスシート、乗務員室側は 「展望席」があります。
2303、紀伊清水にて(2005/04/02)

2300系+2000系(クリックすると大きな画像を別ウィンドウで表示します)
2300系は主になんば〜極楽橋間の快速急行・急行に充当されています。難波〜橋本間では常に2000系との併結を 見ることができます。
帝塚山にて(2005/04/03)

走行音[ner2300a.rm/RA8.0形式/883KB]
収録区間:高野線 金剛→北野田(2005.04.02)
RA形式:32Kbps Stereo Music High - RealAudio8.0 (Bitrate 32.0Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(東洋電機2レベルIGBT・RG-689-A-M・1C2M×4群制御・純電気制動)
主電動機:100kW(TDK6312-A型、歯車比85:14=6.07)
※非同期は東洋電機2レベルIGBTの標準的な音ですが、立ち上がりいきなり同期モードに入るところが 目新しいです。床が薄いためか高速域ではまるで特急電車のデッキで収録しているかのような音になってきますが、 モータの音としてはJR東日本E231系のMT73モータのような感じです。制動時も停止ぎりぎりまで回生制動がかかって おり、純電気制動であるといえるでしょう。
 それよりも、この収録においては車掌の声のほうに関心が行ってしまうかもしれませんが・・・
走行音(2000系との連結面付近)[ner2300b.rm/RA8.0形式/606KB]
収録区間:高野線 美加の台→千早口(2005.04.02)
RA形式:32Kbps Stereo Music High - RealAudio8.0 (Bitrate 32.0Kbps)
※2300系は難波〜橋本間では必ず2000系と併結運用されますので、2000系との連結面付近で収録してみました。 2000系のほうが音が大きいので、2300系の車内で収録を行っています。
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2005年8月14日 最終更新:2009年1月25日
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