〜西日本鉄道・5000形〜
5000形は1975(昭和50)年に登場した通勤車で、以後1991(平成3)年までの14次にわたる増備が続けられ
総勢136両が投入された、西鉄最大勢力を誇る形式です。3連と4連の2タイプが存在し、6連や7連にして
西鉄の通勤輸送を支えています。 特徴的なのは前面デザインで、運転士側はパノラマミックウィンドウを使用しているものの、助士側は 平面ガラスを使用しており、左右で異なった非対称の前面となっていることでしょう。これはのちの 6000・6050形まで引き継がれていくこととなり、西鉄の通勤型電車の特徴となっています。 足回りは基本的に2000形に準じていますが、2000形よりもギア比を大きくして起動加速度の向上をはかって います。長く増備が続いた形式のため、増備途中で台車が変更となったりMGからSIVに変更になるなどの 変更点がいくつかあるようです。 |