〜西日本鉄道 6000・6050形〜
6000形は1993(平成5)年から導入した車両で、西鉄では初めての4扉車両となりました。また5000形との
併結を考慮せず、システムについては大幅に見直しを行っている車両でもあります。車両性能そのものに
ついては8000形を踏襲しています。 6000形については製造初年に4連6本+3連3本の合計30両が登場した時点で打ち止めとなり、1995(平成7)年の 新造車については制御装置にVVVFインバータ制御装置を採用した6050形に移行しています。制御装置には 三菱製の4500V-GTOサイリスタ素子を使用した1C4M2群制御を採用し、主電動機は165kWのMB-5058が採用され ました。6050形は1997年度までに4連5本+3連1本の23両が投入されましたが、2000年3月に増備車3連1本 を投入する前の1999年10月〜2000年2月にかけて、4両編成(2M2T)のM1車および3両編成(2M1T)のM車2両から モータを1台ずつ撤去する工事が行なわれています。起動加速度を在来車にあわせるためなのだろうと思いますが、 抜いたモータは増備車に流用でもしたのでしょう。モータを抜いた後は若干加速が悪くなっているようです。 |
6050形のVVVF装置です。こちらは1相分で、反対側に2相分が見えます。 6351、薬院にて。(1999/03/01) |
車内の様子です。これは6050形のものですが、6000形も同一デザインです。 6251、大牟田にて。(2001/09/02) |