〜小田急電鉄・8000形〜

8000形

8000形8166
1999/01/28、厚木にて

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※前ページの写真は、8055F8055、相模大野にて。(1998/02/16)


 8000形は1982年12月に登場し、翌年の3月18日から運転を開始しました。1987年までに4連・6連 それぞれ16本ずつが製造され、小田急通勤車の主力形式の1つとなっています。地上専用車であるため 千代田線に乗り入れることはできません。
 前面はブラックフェイスとなり、大きな1枚窓を思わせる構成となっていますが貫通扉は しっかりと取り付けられています。前照灯は標識灯と一体となった角型シールドビームを採用して います。制御方式は回生制動付きの界磁チョッパ制御で素子はGTOを採用、また電動機出力は140KWです 。4連は2M2T、6連は4M2Tとなっています。補助電源はブラシレスのMGを採用していましたが、 1984年から登場した車両についてはSIVに変更されています。
 車内は従来車の流れをくんで、グリーン系の化粧板と紺色の座席となっていますが、化粧板には 模様が入っています。なお、最終増備車である1987年に投入された車両4連3本と6連1本については 車内はベージュの化粧板にワインレッドの座席という暖色系の室内に変更されています。この色づ かいは後の1000形にも引き継がれています。
 8000形はイベント塗装が多かった形式で、過去へさかのぼると「走るギャラリー ポケット号」や 「蘭・世界大博覧会」宣伝塗装車といった特別塗装の編成がありました。現在でも統一広告車 「イベントカー」が設定され、4連・6連各2本ずつが担当しています。「イベントカー」はドア窓の ステッカーのみで塗装は標準色ですが、時折ヘッドマークを付けて走ることもあります。
 急行から各停まで幅広く活躍しています。

8000形台車
8000形の台車。小田急伝統のアルストーム式です。 8164、町田にて。(1999/01/28)

走行音[oer8000a.ra/211KB]
収録区間:小田原線 読売ランド前→百合ヶ丘
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:界磁チョッパ制御
※小田急の通勤車は低い音を出す車両が少ないのが特徴で、終始高い音を出す車両が ほとんどです。この8000形もそれに当てはまります。

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★このページの参考資料:
  吉川文夫「小田急−車両と駅の60年−」大正出版
  小田急電鉄広報誌「おだきゅう」
  小田急電鉄会社要覧
  交友社「鉄道ファン」1999年2月号
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年2月10日 最終更新:2009年1月25日
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