〜相模鉄道・10000系〜
10000系は今まで増備が続いてきた8000系・9000系に代わる新車として投入が計画され、徹底的な製造コスト
ダウンをはかるという観点からJR東日本のE231系をベースにした車両となりました。投入初年度となった
2001年度には10連2本が製造され、そのうち1本が2002年2月24日より盛大な祝賀のもとで営業運転を開始しています。 この車両はE231系通勤型をベースとしていますが、相鉄の車両限界に合わせて車体幅が2930mmになったこと、 前面は独自のデザインになったこと、列車無線が異なることなどの相違点があります。また電機品に関しては 通勤型の三菱3レベルIGBT-VVVFがそのまま使われる形となっています。三菱製の電機品採用は過去に例がありません でした。さらに長らく継続してきた直角カルダン駆動をやめたことも大きなポイントで、台車も相鉄初の ボルスタレス台車となったことから在来車にない乗り心地を味わうことができます。 今後、新6000系と2100系置き換えを目的として増備が続けられていくものと思われます。 |
10000系の車内です。座席のモケットが赤系であるほかは、基本的にE231系に準じています。 10101、湘南台にて。(2002/02/24) |
M1・M2でユニットを組んでいるM車の主制御装置です。見てのとおりE231系通勤型とまったく同じで、
三菱製の電機品を採用するのは実は初めてのことです。 10102、相模大塚にて。(2002/01/12) |
10000系はMT比を1:1にしたことから、中間に1M車が入っています。見た目はユニット片割れといった
ところだと思います。なお、これに関しては制御装置の形式が別のものとされています。 10301、相模大塚にて。(2002/01/12) |