〜東京急行電鉄・5000系〜
5000系は東急の新標準車として開発された形式で、JR東日本のE231系をベースとしてコストダウンを
はかった車両です。車体幅は2800mmのため裾絞りはなく、側面は209系1000番代などに近い印象です。 車内は青系統にまとめられ、3000系と同様に一部のつり革の高さが100mm低くなっています。各ドア上には 15インチの汎用液晶ディスプレイが設置され、次駅案内や乗り換え案内などとともに映像広告が流せる 仕様になっています。 主制御装置は日立製が採用され、東急では初の2レベルインバータとなったほか全電気ブレーキも初採用と なりました。主電動機は3000系と同じ定格出力190kWとなっています。保安装置は東急・営団のほか東武ATSが あらかじめ用意されており、3者相互直通運転開始時には東武線内でも活躍しそうです。 5000系は2001年度分として10連1本が新造され、田園都市線にて2002年5月2日にデビューしました。引き続き 2002年度分として田園都市線に10連×3本、目黒線に6連×1本の投入が予定されています。 |
ユニットを組んでいるM車のVVVF制御装置です。日立製2レベルVVVFで、1C4M2群制御です。
5901、つきみ野にて(2002/05/03) |
5000系の車内はE231系を基本としながらも、化粧板を使用するなど青系統の色にまとめてあります。座席は
3000系を引き継いだのか、非常に硬いです。 5001、長津田にて。(2002/05/03) |
各扉の上には、15インチの汎用液晶パネルが設置されています。次駅案内のほか、広告映像なども流せる
ようになっています。 5201にて。(2002/05/03) |